表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君色レイニードロップ  作者: ひな月雨音


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

87/113

♯85 Heavy Rain 30

 今にも空が泣き出しそうで、まるで自分の心を見ているかのような気持ちのよもぎ



「……時間ならまだある」



 すっかり暗くなった通りは、風に揺れる葉擦れの音がうるさく聞こえるほど静まり返っている。


 右を見ても、左を見ても、よもぎを笑顔にする人影は見当たらない。



「お願いします! 今日この1回だけでいいです。どうか、コウさんに逢わせて下さい。そしたら……」



 次の言葉を口にするのを一瞬躊躇いながら……。



「……そしたら、もう何も……望みませんから」



 顔の前で、祈るように指を絡めるよもぎ



「……冷たい。雨……降って来ちゃった」



 見上げるよもぎの顔を雨粒が濡らし、頬を伝って流れ落ちる──

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ