表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/113

#3.5 艾の日常

 買い取った本に値段をつけると、よもぎは数冊持ち、棚へと挿しに行く。



「あっ……この辞書欲しかったんだよなぁ。買おっかなぁ……」



 この店はよもぎの祖父が経営しているが、体調を崩している為、お店は本好きのよもぎに任されていた。



「何日かして残っていたら、あなたは私のものです」



 辞書へ言葉を掛けると、あまり人の目に触れそうもない場所を探す。



「うわっ……」



 いいところを見つけたようだが、身長が150センチも無いよもぎには、ジャンプしても届かない、遥か上空の世界のようで。



「本を買う前に……台が必要みたい」



 ポロロロン♪──

 ポロロロン♪──



 出入り口のセンサーが反応して、お客様が来たことを知らせる。



「いらっしゃいませ」



 よもぎはにっこりと微笑み、元気な声でお客様を迎えた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ