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君色レイニードロップ  作者: ひな月雨音


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34/113

#32 タイミング

 とにかく慌てて身支度を整えた為、若干の寝ぐせを跳ね上げたまま、コウは2人が待つカフェへと急いだ。



(店には来るなって言ったのに……よもぎさんに余計なこと話してないだろうなぁ?)



 そんなことを思いつつも、コウの足取りは決して重いものではなかった。



「あっ! 来た来たー! ここだよー!」


「朝っぱらからオープンカフェで大声出すなよ。おはようございます。よもぎさん」



 途中から声色が変わり、ニコッと笑顔を見せるコウ



昨夜ゆうべの電話の件で、コウはわたしに貸しがあるんだからね?」


「貸しって……寝落ちしただけだろう?」



 ──お待たせいたしました。



 席に着くコウの前に、ホットコーヒーが差し出される。



「あれ? まだ注文して……」


「あ、あの……私がしておきました。でも、コーヒーでよかったですか? 何か他の……」


「いいえ。ちょうどコーヒーが飲みたかったので、ありがとうございます」



 どこか満足気に2人のやりとりを眺める万理華まりか



「……ふぅ、それで? 何で万理まり姉はよもぎさんと一緒なんだ?」


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