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君色レイニードロップ  作者: ひな月雨音


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#25 Bitter Rain 2

「長く生きられないってなんだよ! もう助からないってなんだよ!」



 思わず強い口調で言葉をぶつけてしまったコウ



「……悪い」



 茉莉まつりは手で顔を隠すように覆うと、嗚咽を漏らしながら、肩を震わせ首を横に降る。


 雨脚が強くなる中、2人に訪れる静寂──



茉莉まつり……一旦帰ろう。話はそれからゆっくりと……」


「ゆっくりなんて……時間無いよ……」



 頭の中がグチャグチャで、論理的思考なんてほど遠いこの状況で、コウはどんな言葉も意味を持たないことを知った。



(…………俺は、何て言ってやれば……何をしてやれば、茉莉まつりを笑顔にすることが出来たんだろう)



 それは突然起きた──


 コウの視界が黒く塗り潰されたようになったのだ。


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