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『精霊召いの喚剣士』  作者: 実山 悠
第1章『喚剣士 《ハーフナー》』
6/16

第5話『高校デビューと出だしと適合試験と』

次話更新でございます!

あ、前回の設定画。どうだったでしょうか?

あんな感じで補足説明をいれつつ、頑張っていきます!


では、第5話!楽しんでいってください!


僕は急いで向かいの寮へ移動した。

必死に走って移動した。

まさか女子寮だったなんて・・・

「僕は・・・なんて事したんだ・・・全く馬鹿か僕は・・・」

やってしまった事の重大さが凛人に重くのしかかる。


「ッ・・・///////」

一方シェリアは、恥ずかしさを抑えきれていなかった。

「わ、わわ、私の部屋に、男の人、小さい頃から部屋に入れた事ないのに・・・しか、しかも、ベッドまで入られて・・・

!?ッ し、下着は見られてないわよね!?」


落ち着きが、全くないシェリアはただ部屋を動き回るしか出来なかった。

「しかも私ったら、鍵かけ忘れてた・・・」



凛人は、ふと思う。

「ーーよくよく考えてみれば、あの部屋の端に赤い布切れが・・・」




見ちゃっていたらしい。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


本当の部屋にたどり着いてみると、そこには見知らぬ男がいた。

「あ、っと。お前、この部屋の奴?」


茶髪でちょっとチャラそうな奴が言う。

「そ、そうだけど・・・どうかしました?」

男は急に笑顔になり、

「やっぱり! 良かったー! 新しい奴が編入してくるって噂なってて、

編入だかた相当ヤバい奴かなって思ってたら、なんかそーでもなさそうだから安心したわ! 」

この人、なりに失礼な事いってはないだろうか。絶対に言っている。

そんな事を口には出さず、凛人は会話を続ける。

「あのーそれで。君は?」

「あっと済まない! 俺は『クォール・トラン』お前の隣の部屋に住んでる!

近所同士仲良くしていこうぜ♪」



なんだかんだ言って、クォールは親身になってこの学院の事や、

剣。そして部屋の管理方法、様々なことを教えてくれた。

この男との出会いは、なかなか出だしが良いと思う。

「なんか困ったことあったら、いつでも呼んでくれ!」

笑顔が絶えないクォールは手を振りながら部屋を出て行く。

「あぁ、今日は助かったよ! ありがとうな!」

鼻下を人差し指でこすり、照れくさそうにクォールは戻っていった。

「・・・よしっ。夕飯でも作ろうかな」


ーー外を見ると既に日は落ち、外からは学生同士の喋り声が多くなっていた。






次の日の朝。支給された学生服を見にまとい、緊張しながら

支度を進めていた。

「ふぅ、落ち着け。今日から学院生活が本格的に始まるんだ。

みんなに失礼の無いように行かなきゃな」

編入とは結構希少な存在故に、他の人の反応を見てもらうと分かると思うが、

別次元の奴と思われているらしい。

そんなに、かたっ苦しく無いようにしなければな。


「おはよっす! 凛人! 学校いこうぜー!」

クォールが部屋のドアを開けて叫ぶ。

「わかった! ちょっと待っててくれーー!」


あぁ、なんか早速学院生活をエンジョイしている気分になる。


二人は校舎へと足早に向かって行く。

そんな時、シェリアを見かける。

「ッ!/////」

凛人が見つけたとおもうと、目をそらして下を向き、走って校舎に入っていって

しまった。

「やっぱり嫌われたかな・・・僕」

肩を落とし、二人も校舎へ入っていく。

「俺達のクラスは1-Dだ。覚えとけよ?」

僕はハッとする。

「俺達って・・・え!?僕達一緒のクラス!?」

今気づかされた事実だった。本当に助かった。助かった。

「ま、そー言うこったな♪ あ、凛人。お前は編入生だから

クラスに入るタイミングは今じゃないだろ? 朝のホームルームで紹介があると思うから

そん時までもうちょい待っとけ!」

「わ、わかった」

僕はもう少し時間があったので、学院長室へ挨拶へ行った。

「おはようございます、学院長。」

「おぉ、凛人君じゃないか! どーだい、寮生活は?」

((まぁ、前半はとても大変だったな・・・))

「は、はい! とても過ごしやすかったです」

「それなら良かった。あ、凛人君」

学院長は改めて、

「君の『剣』と『悪魔』の事だが、今日の放課後に適合試験を行う。

既に君は精霊を持っているから、君に合う剣の確認をするので

ユニゾンルームへ来てくれ。場所は"クォール君„が知っているだろう」

クォール? なぜあいつの名前がでてくる?

「それはね、生徒会役員の1人だから♪」

そこにはクォールが立っていた。

「よっ凛人。お迎えだ、クラスへ来てくれ」

「さぁ、行っておいで」

凛人は学院長室を後にした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「はーぃお前らー、静かにしろよー。

今日からこのクラスに入る生徒の紹介だー。入ってくれー」


「ほら、いけよ! なにびびってんだよっ」

「わ、わかってるって!」


ガラガラガラッ


「え、あれが編入生?」

「結構かわいい顔してない!?」

「うふ、うふふ、ふふふふh」

クラスから様々な声が響く。

「静かにしろーお前ら! 沈めるぞ!」

女教師が場を静まりかえす。

「じゃ、自己紹介してー」

クォールが視線で『がんばれ』と言われながら、

「編入、してきた雨宮 凛人です。どうぞ、よろしくお願いします・・・ん?」


凛人の目にはうつっていた。しっかりと。

「な、なんで君が・・・!?」

「なんで凛人がここにいるのよ!?」


そう、シェリアがいた。

動揺を隠しきれていないシェリアはその場で固まってしまった。

「なんだお前らーもう知り合いだったのか? んじゃ丁度いいな。

凛人君、シェリアの隣の席使ってくれー」


「「えええええええええええ!?」」


凛人の学院生活が始まる。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ねね! 凛人君! 一緒にご飯食べない?」

「あ、まってー! 私もぉ!」

「君! 精霊と悪魔、どっちもち?」


「あ、いや、あのー・・・」

授業が終わり、昼食の時間に入った途端この有様だ。

男子からの視線が痛い。

「・・・ふんっ。勝手に食べてればいいじゃない・・・この変態・・・」

シェリアはちょっと機嫌を悪くした様に、食堂へむかっていった。

「ごめん! 話はまた今度で・・・あ、クォール!」

押し寄せる女子達をいい感じにかわし、クォールと食堂へむかう。

「なんで助けてくてなかったんだよ! クォール!」

「はははッ! ごめんごめん。つい面白くってさ」

「マジで勘弁だよ・・・それ・・・」


食堂で会話をしながらお腹を満たしていく。

そういえば朝の学院長室で『クォールは生徒会役員』だとかなんとか。

「そういえば、君生徒会役員なんだって?」

「んぁ? はふは!(まぁな!)へいほはいはふひんはほ!(生徒会役員だよ!)」

食べ物を口いっぱいに含めながら言う。

「食べてからでいいよ・・・」

見るにもたえないクォールに落ち着いて食べろよ、と言い聞かせる。

「生徒会役員はな、俺らの学年だったら、クラスがA~D

の中から2人選ばれるんだよ。そのうちの1人が俺。んでもう1人は

"シェリア„だな。と言うかお前、シェリアと知り合いだったのかよ!」

「ん・・・まぁ色々あってね・・・」

「まぁ今日の放課後、速攻ユニオンルームにダッシュなー」

「わかったわかった」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


午後の授業が終わり、時は放課後になる。

「よし、おわったぁぁ! 凛人! いこうぜー」

2人はすぐに支度をを済ませ、ユニオンルームへ向かった。

「やぁまっていたよ、2人とも」

学院長の他に、白い研究服をきた少女もいた。

「では早速、適合試験を始めていきたいと思いますですっ!

今回、この適合試験を担当します『アリス=マリン・ラック』ですっ!

よろしくお願いしますですっ!」

その白い研究服が丈に合わない少女は元気よく言う。

「ではマリン。よろしく頼む」




「はいっ!がくえんちょー♪ 凛人さん、こちらへっ」










誤字、脱字等御座いましたら、ご指摘よろしくお願いします!


感想、ブクマ、評価お待ちしております!

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