第4話『学院から始まる寮生活』
※第一部分の内容を
少々変更させて頂きました。ぜひご確認ください。
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どーも!
次話更新です!
このあとに、第一回設定画を投稿するかもですので
お楽しみに!
「さぁ、話はこの辺にしておこうか。君も突然の話で疲れたろう?」
学院長の優しさが染みる。
「そうそう、君にはここで寮生活をしてもらう。外よりも、この学院内の方が安全だしね。
君の男子寮はこの場所を出て、右の街路樹にそって進めば見えてくるはずだ。
部屋の番号は0-9-1-1だ。間違えるなよ?」
男子寮での生活。あ、この学院男子いたんだ。
「それと、今日の授業は・・・うむ。いいだろう。君は明日から正式に編入としようか。
まだ今日は長いが寮に戻りゆっくり休むといい。必要な物は揃っているぞ、心配するな。」
学院長の言う通り、寮に行ってみるか。
ーーあ、そう言えば、ここに来た時、全く人がいないな。と思っていたけど
授業を受けていたからか。納得納得。
・・・待て。と言う事は・・・・・・
「おっと、言い忘れる所だった、シェリア君。君は今何故ここにいる?」
「何故って、この編入生を連れて来たから・・・」
「だよな? そう。君は凛人君をここへ案内してくれた。会長はその時迷子になっていたらしいがな。」
セシルは恥ずかしそうにモジモジしながらうつむく。
「今、何の時間だか分かるかな?」
シェリアの顔色がみるみる変わってゆく。
これは凄い。初めて見る顔色だ。
「えぇっとぉ・・・じゅ、授業の・・・時間?」
「はははっ! 分かってるじゃないか!
あ、セシル。今日の勤めご苦労だったな。教室へ戻って良いぞ。
ーーさて、楽しいお話を始めようか。シェリア君」
この学院へ来て早々、学院長がキレる様子を見てしまった事に
後悔するのであった。
「セシルぅぅぅぅぅぅ! 凛人ぉぉぉぉぉぉぉ! ねぇってばぁぁぁ!」
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凛人は、学院長に言われた通り
右に曲がり、街路樹にそって進んでいた。
「部屋の番号はー、たしかーえっとー。
0-9-1-1であってたよね!どんな部屋だろうな・・・」
新しい自分の部屋に期待を寄せ、軽快な足取りで寮に向かう。
「ここ、だよな?」
そこには、見たことの無いような建物が立ち並んでいた。
まるでどこか別の国のような・・・そんな風景だ。
たぶんここは、学生様の・・・そう、買い物などが出来る施設などだろう。
0-9-1-1の番号の前まで着いた。
「0-9-1-1っと・・・ここか!」
ここから、僕の新しい部屋での生活が始まるんだ。
ガチャッ。
「おおおおお!凄く綺麗だ!」
様々な彩色や装飾。全ての物がオーダーメイド品みたいに整っている。
まずは横になりたい。そう思った。
人間と言う生き物は、重力に逆らえないのだよ。
「ここかなー? っほぅ♪ フカフカのベッドだ!」
凛人はすぐさま横になる。ここで、ふと思った。
(さっきから部屋の中を回って見ているが、なんか可愛い小物ばっかおいてあんなー)
こんな事も考えたが、ゆっくりと眠気がおそってきた。
そして深い眠りに着いた・・・
『ーーおにぃーーけてーーたーーけーーー・・・』
『ッ! 実冬!? どこだ! 実冬! みふ・・・』
『ーーおにぃ・・・わ・・・たし・・・』
ーーーーーーッ。
目を覚ました時には日が暮れかけていた。
僕はかなり眠っていたのか。
ーーーまた、この夢か。
この夢だけは絶対に見たくないんだけどな。
・・・実冬。待ってろよ。僕が必ず・・・
ガチャッ。
寝室の外から、扉を開ける音がした。
誰だろう、お客様にしては心当たりがない。
「はーい。どちらさまですk・・・」
ガサッと荷物の落ちる音。それは凛人ではなく、目の前の見覚えのある
少女によるものだった。
「な、なな、な、な、なんで、君、がここにいる、
こここ、ここにいるのよぉぉぉぉ!?」
切実な叫びが響く。
「え、えぇ!? なんでって、ここ僕の部屋じゃ・・・」
「この馬鹿ぁ! ここは女子寮! 君の寮は向かいの寮!」
そう、凛人気付いていなかった。
向かいにもう一つ寮が存在することを。
「君・・・ま、さか・・・ベットとかに入ってないでしょうね・・・?」
「・・・・・・・・・ぐっすり眠れました」
『ばぁぁぁかぁぁぁ///!!!』
僕はまた、焔の斬撃に切り飛ばされた。
誤字、脱字等ございましたらご指摘宜しくお願い致します!
次回もお楽しみに!