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殴られるー。

冷静に考えたらライが私を殴るなんてあり得ないはず(立場的にも)なのに、何故かその時はそう思った。

深い黒い瞳。目がそらせない。なんだか切ない表情をしている様だ。

「ライ?」

「心臓が止まりそうでしたよ。貴方に何かあったら生きていけない。」

「兄様も重役もライにそんな罪はー。」与えない、と言おうとしたが言えなかった。

かたく逞しい胸に抱きしめられたから。

「そういう意味じゃありません。」

頬を撫でられ、張り付いていた濡れたままの髪の毛をよけてくれる。

ライは実は本当に優しい。優しすぎて切ないよ。

同時に安心感から眠気が襲ってくる。



ライの整った顔が近づいてくる。

ああ、この顔によくキスしたもんだ。急に羞恥心が襲ってきて顔に血がのぼるのが分かった。


ふ、と仄かに笑ってライがサラに唇を寄せた。



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