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元の世界に帰るために本探してみた!  作者: 紅葉
第一章  異世界転移と東の国
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16話 猫に魔法学

今のことでわかったことが二つあった。

一つは、花魔法だけでなく他の魔法を使うための”イメージ”のこと。

もう一つは、ダイヤの心を読む力には何か ”トリガー” があるということ。


ダイヤはさっき俺にこう言った。


「多分こういうかんじのことがしたかったんだろ。」


この言葉にも違和感があったし、何より実際に彼のやったことは俺がやろうとしていたことと違った。

最初に彼と話した時すべてが筒抜けになっていると思ったが、どうやら違うようだ。

しかし、このトリーガーが分からないうちは、ずっと心を読まれていると思っておいて良さそうだ。




その後魔法の練習を続けたが、この日は上手くいくことなく終わってしまった。

入隊二次試験まであと三日、、

俺はこのままで大丈夫なのだろうか。



次の日も魔法の練習だ。

昨日とは違い、風魔法の練習をした。

植物とは違い、イメージがしにくく、俺が困っていると


「風や土、派生である水魔法のイメージが湧かない場合は”流れ”を意識するといいみたいですよ。」


ニーニャはノートを読みながら言っている。


「それは?」

「ダイヤに教えてもらいました。あの後勉強したんです。

僕は学校に行っていませんし、魔法にあまり興味が無かったので、これを機に学んでみようかなと。」


ノート一冊の半分ぐらいが色々な魔法や魔力についてびっしりと書いていた。

ニーニャは俺の練習に付き合うことが嫌なのかと思っていたが、

こんなにも頑張ってくれていたとは知らなかった。

ニーニャのためにも試験に合格しなければ!





そのノートには超魔法のことも書いてあった。


「力魔法は超魔法の派生って言ってましたよね?超魔法って具体的にどういう魔法なんですか?」

「超魔法はどこにも属さない、つまりその他に分類される魔法です。

構造がはっきりわかっていない魔法や、家計魔法なども含まれます。」


ニーニャはノートを見ながら言った。


「家計魔法ってその家族特有の魔法ってことですか?」

「はい、王家や有力な貴族など持っている魔力が強い家計には特別な魔法が使えるんです。」

「じゃあ、クロムさんも何かしらの家計魔法を持っているってことですか。」

「そうだと思いますよ。僕は見たことが無いのでなんとも言えませんが。」


家計魔法か、この世界には面白いものがあるんだな。

それに持つ魔力の強さは、その家によって決まっているようだ。強い魔力を持つ物の階級が高いのは納得ができる。


「では、練習に戻りましょうか。風魔法で意識するのは”風の流れ”ですよ。」


俺はニーニャと共に練習を続け、試験の前日になった。






試験前日の夜、城の会議室で二次試験についての会議が行われようとしていた。

各部隊の隊長・副隊長、ニーニャやクロムが長い机を囲んで座り楽しそうに話している。


「じゃあ、始めようか。」


クロムがそう言うと皆静かにクロムの方を見た。

これから会議が始まるのだ。

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