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サファイア辺境伯の依頼6

「で、本当に祠なんてあったのか?」

「「勿論」」

「二人とも幻を見ていたってのは?」

「「無い」」

「何でこんなに揃うんだよ。せめて、揃わなければ良いのに」

「揃いたくて揃っているわけでは無いわ」

「そうよ。ルナリアが重ねているの」

「貴女でしょう」

「貴女に決まっているじゃない」

「はぁ!?」

「はぁ!?」

「見に行きたくねぇ。絶対、再生する熊の魔物と関係があるじゃねぇか」

「本来、再生するくらい強い魔物は出ないはずだものね」

「で、祠は何処にあるんだ?」

「「・・・」」

「覚えてねぇのかよ」

『ルナリアさん・・・』

 (あ、ありあは覚えているの?)

『勿論』

 (あ、貴女が案内しなさいよ!)

『ボロが出るから脳内案内に留めておくね』

 (そんな・・・)

「ふぅ。ある程度なら案内できるわよ」

「本当か?」

「ええ」

「はぁ。みんなを呼んでくるから待ってろ。いいか、絶対に喧嘩するなよ」

「「勿論」」

 ウォルがいなくなるのを見届けると、アリアネルに向き合った。

「本当にわかるの?」

「勿論よ。私が信じられないとでも?」

「ええ」

「はぁ!?私は行きかたが分かるのよ。分からない貴女より上よ」

「フンっ。私は言わなかっただけで分かってたのよ」

「嘘ね。貴女の性格上、出しゃばらないわけがないもの」

「出しゃばってないわよ!」

「はぁ!?」

「はぁ!?」

「ストップ。一旦終わりにしろ」

「む」

「ルナ、案内してちょうだい」

「ええ。付いて来て」

『そこを真っ直ぐ行って』

「私が覚えていたら案内するのにっ」

「フンッ。覚えていないのが悪いのよ」

「ちっ」





「で、此処にはないぞ?」

「そ、そんな筈は」

「フフン。私に任せておけば・・・・あ、」

「あ」

「どうした?」

「「神様」」

「神様?」

 (どう見ても昨日のお面を被った神様よ!)

『本当ですね。どうしたのかな?』

 暫く見ていると、手招きをした。

「付いて来いという事ですか?」

 神様はコクリと頷くと時々振り返りながら歩き出した。

「追いかけるわよ!」

「ええ!」

「はぁ?ちょっと待て!」




 神様の後をついて行くと、とある場所で立ち止まった。

「どうしたのですか?」

『ええい、面倒臭い!』

「へ?」

「ふえ?」

「どうしたんだ?」

「いえ、何でもないわ」

『対象者が幻影で隠れている、此処らへんを爆破して幻影を解除するのだ』

「アクア・ボム」

「タイプ7・魔法を感知する種」

 爆発した水が当たり一帯にぶち撒けられて、水が掛かった種が急成長する。

 

 急成長した種は独りでにニョキニョキと生えて、辺りをあっちこっちし始めた。

「何してるんだ?」

「捜索よ」

「は?」

「居たわ!」

 アリアネルが指差す方向に魔法を放った。

「アクア・ボム」


 魔法を放つと、景色が揺らいで全く違う風景になった。

「あ、ダンジョンの最下層にいた奴」

「本当ね。あの時のじゃない」

「酷いよ〜」

「アクア・ショット」

「バリア!」

 声と共に魔法が消滅した。

 おかしいな。一瞬、当たった気がしたのだが。

「ダンジョンの最下層に居たってどういうことよ!説明しなさい!」

「アレキサンドライト辺境伯領地のダンジョンに潜ったら最下層にこいつが居た。以上」

「それと攻撃するとでは別でしょう?」

「アクア・ショット」

「答えなさい!」

「多分、確実に無許可の幻影魔法使い。それに会った時に殺そうとして来た。後、無断でダンジョンに住み着いていた」

「それならしょうがないわね」

「アクア・ショット」

『一回、やめい。こいつは神界で直々に処罰しないといけないのだ」

「どういう事ですか?」

 ウォルも話している。つまり、全員に聴こえているみたいだな。

『此奴は大罪を犯しているのだ』

「どのような?」

『それは言えぬ。強いて言えることと言えば、生態バランスを崩した事だけだ』

 心当たりが沢山ある。イレギュラーは全部こいつのせいか。

「確かに、それは大罪ですね」

『うむ。それに、此奴は邪神が味方しておるから捕まえられぬのだ』

「邪神?時と運命の神カクイロスの事ですか」

『それは人間が勝手に邪神と言っておるだけだ。神が定義した邪神はもっと邪悪だ』

「あれ?アクア・ショット」

 ふむ。手応えがない。逃げられたか。

『なっ!いつの間に逃げられた!』

 易々と逃げられると、邪神の信憑性が高まるな。

『妾は彼奴を追う!さらばだ!』

 そういうと、景色に溶け込んでしまった。

「・・・どうしようか」

「どうしようか」

『そうじゃ、伝え忘れていたことがあるから伝えておこう。近々御主らには大仕事を任せるかもしれん。身構えておけ』

「え?」

「そんな」

「あの、説明は?」

「うわぁ」

「放ったらかしにされても」

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