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サファイア辺境伯の依頼3

 しばらく歩いていると、魔物がたくさん見えて来た。

「ここら辺一帯の魔物を狩ってくれ」

 そう言うと、ウォルターさんは風魔法と剣で戦い始めた。


 仕方がないので適当にばらけた。

「アイス・シャワー!」

 撃ち漏らしは氷の剣を作って斬る。

「アクア・ショット!」

 それでも倒れないのは氷の弾丸で心臓を撃ち抜く。



 暫くすると近くに魔物がいなくなったから違う場所に行く。

『飽きたわ。ただ黙々と魔物を倒すだけなんて』

 (早すぎますよ。もうちょっと頑張って)

『分かったわ』



 魔物を倒しながら歩いていると、アリアネルさんの戦闘現場を見かけた。

「うわぁ。魔物から木が生えてる・・・あっちは木に魔物がぶっ刺さってる・・・」

『毎度毎度グロテスクね』

「ルナ、居るんでしょう?この木を爆破していきなさい」

「・・・アクア・ボム」

 ドッカンという音を立ててアリアネルさんが生やした木が吹き飛んだ。

「ちょっと!私に木片がかかったじゃない!どうしてくれるのよ!」

「あ、ごめんなさい〜」

 口論にはなりたくないので、適当に謝ってその場から離れる。


『ありあ!良くやったわ!あの適当に謝った時の顔!実物だったわ!』

 全部にびっくりマークが付いてそう。

 (そんなに悔しげな顔を見たいの?趣味が悪いですね)

『しょうがないじゃない!嫌いな奴の悔しげな顔なんて見たいに決まってるわ!』

 (はぁ)



 しばらく魔物を倒しながら歩いていると暑くなったので、体に冷気を纏わせる。

「ひんやりして気持ちいい〜」

『良かったわね』




「全っ然、人に会えない!」

『何処かで固まって行動しているのかしら』

「それにしてもアリアネルさんにしか会えないのは可笑しいよ」

『ん〜はっもしかして迷子になってる?』

「その場合私が迷子か〜辛い」

『大丈夫よ。アリアネルも迷子じゃない』

「アリアネルさんは一人で行動したいだけだと思うけど」

『どうかしらね』




 結構歩いていると、戦闘音が聞こえて来た。

 (良かった〜)

『結構な人数が戦ってるわね』

 (一回気配を消して近づいてみるね)

『そうしなさい』


 気配を消して近づいてみると、大きい熊の魔物と五人ほどが戦っていた。

 (木にもたれかかってるひとが五人も居る)

『となると、ほぼ全員がここに集まってる訳ね』

 (そりゃあ人に会わないよね)

『もう少し様子を伺いましょう』

 (勿論!)


「クソっなんで再生すんだよ!」

「皮も硬すぎるわ!」

「ルナとアリアネルさんが来てくれれば楽になるのに!」

「・・・むぅ」


『なるほど。確かにアリアネルが来た方がいいわね』

 (呼びに行った方がいいよね?)

『ええ。ここは居なくても死にはしないわ』



「高い木がないから登れないし、開けてるのに全然見つからない!」

『背がもう少し高ければ・・・』

「ルナ?何を探しているの?」

「あ!居た!貴女を探していたのよ!」

『しょうがない。流石にボロが出るからね。決して甘やかしている訳じゃないし』

「なんで探しているの?もしかして再生する魔物?」

「そうよ。ほら、来なさい」

「面倒臭いわね。ほら!案内しなさい!」

「そこは案内してくださいでしょう!」

「私が来てやってるのよ?私が上に決まっているじゃない」

「それを言うなら、ほぼ全員その魔物と戦っている中、一人だけ戦ってない最低と思われるよりマシでしょう?」

「ちっ」

「ちっ」

『治安悪っ。ルナリアさんもアリアネルさんに図星を突かれたからって舌打ちしない』

 (気のせいよ!)



 アリアネルを引っ張って魔物と戦っている場所に連れて行った。

「タイプ10・胃液で成長する種」

「アリアネル!来てくれたか!」

「口を開けさせて!」

「分かった!」


 熊の魔物が口を開けた瞬間、アリアネルが種を投げ込んだ。

 熊の魔物の喉が動いたを確認して、足を凍らせた。


 凍らせた瞬間、魔物の体を突き破って植物が出てきた。


 その途端、魔物の皮膚が再生し始めたが、植物の成長の方が早く、どんどん皮膚が破けていった。

 それと同時に、皮膚の張りがなくなり、シワシワになっていった。


 最終的に毛が抜けて皮膚が木の色になり、立派な木が生えた。

「アクア・ボム」

 魔法で木を爆散させた。

 前にいた数名に木片がかかっていたが、しょうがない。

「木片をかけないでちょうだい!私の綺麗な肌が傷つくじゃない!」

「自分の身は自分で守るものよ」

「木属性魔法は攻撃の方が得意なのだからしょうがないじゃない!」

「フンッ。そりゃあ水属性の方が格が高いものね」

「はぁ!?木属性はかなり攻撃に特化しているのだから水属性よりも格が高いわよ!」

「攻撃に特化していると言っても時間がかかるじゃない」

「あんたは周囲に被害が出るじゃない!その時点で格が低いわよ!」

「はぁ!?古代から威力が高いほど周りに被害が及ぶって決まってるのよ!」

「決まってないわよ!」

『お、落ち着いて〜』

「ストップ。止まれ。魔物狩りが終わったんだから報告しに行くぞ」

「怪我人はどうするの?」

「あ〜歩ける奴は歩いて、歩けねぇ奴は俺が運ぶ」

「歩ける人は居る?」

 そういうと、数人が立ち上がった。

 立ち上がれなかった人はウォルが風属性魔法で連れて行く。

『お仕置きどーしよっかな〜』

 はぁ。出来るだけ辛くないといいが。

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