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ダンジョン潜るぞー!

 朝食を食べてからダンジョンに潜ることにした。

昨日は一階層を突破したので、今日は二階層を突破する。二階層の転移陣の上に立つ。


 ダンジョンに潜ると早速ゴブリンが出迎えた。

朝でいつもよりも人がいないので、遠慮なく周りに被害が出る魔法を放つ。

「アクア・ボム!」

 やはり天井からパラパラと土が落ちてくるけど、ダンジョンは魔法でとても頑丈になっているから大丈夫だよね?

 人がいないに等しいから調子に乗っていると、辺り一面が血の海になっていた。

 一応死体は回収してあるけど、臭いし滑りそうになるから動きにくい。


 ゴブリンしかいない二階層のボスもゴブリンだった。といっても普通のゴブリンではなく、ゴブリンアーチャーだった。

 一階層でもやった、魔法で作った壁で攻撃を防ぎつつ「アクア・ボム!」を放った。

 アクア・ボムの一撃で倒せる間はいいけど、一撃で倒せなくなったら他の攻撃を考えないとなぁ。魔法で作った壁は「アクア・ボム」の一撃で壊れちゃうし・・・


 まだ今日が終わるまで時間があったから、昼食を食べてから三階層に潜ることにした。

三階層は二階層と同じく、ゴブリンしか出てこなかった。でも、たまにゴブリンアーチャーやゴブリンメイジが出てきた。


 ダンジョンで採集したり、ゴブリンアーチャー、ゴブリンメイジに苦戦したせいで、いつも夜食を食べる時間をとっくに過ぎてからボス部屋に入ることになった。お腹すいた。


 三階層のボスはホブゴブリンだった。一撃がとても重いだけで、動きは遅いから避ければダメージは一つもなかった。

 せっかくだから、前世ではできない動きをしてみたけど、みんな憧れのバク転回避や壁を蹴って回避するなどの動きは全てできた。いくらなんでも辺境伯令嬢で訓練をしているからでは説明できない柔軟さと攻撃だった。

 最後は魔法が便利すぎて完全に忘れていた、切れ味がとても良い投げナイフを召喚してとどめを刺した。


 ギルドに戻ってきて死体とかを解体し、買い取ってもらった。なんと3000ルピーももらった。


 その後、遅すぎる夜食を食べた。

メニューは昨日の通りジャガイモと野菜のきのこスープだった。ブイヨンは残念なことに入ってなかった。入れた方が美味しいのに・・・。特に白キノコのブイヨンは美味しいのに。

 それでも素朴な味がして美味しかった。さすがきのこが売りの宿。

 ロシア旅行に行った時を思い出したよ。

次の日のメニューは舞茸のタルティフレットかぁ美味しそう。


 その後、腹ごなしにいつもの森に出かけてもふもふを撫でる。

「はぁかわいい!」

「そういえばこの世界には獣人が存在しているみたいだし、会ってみたいなぁ。あわよくば耳をもふもふしたい」

「何処にいるのかな?今度調べてみよっと」

「獣人さんもスキルが通じるといいなぁ。そしたら遠慮なくもふもふできるのに」

「そういえばうさぎ肉のシチューって美味しいらしいし、今度作ってみようかな」

「あっ!ホーンラビット達が逃げちゃった・・・シチューの事思い浮かべたからかなぁ・・・」

「でもうさぎ肉のシチューは美味しそう」


 夜食を食べた後は前世と今世の記憶を整理することにした。今日引っ掛った体の柔軟性については、隣の帝国とこの王国で小競り合いをずっとしていて、王国の砦の一つであるここ、アレキサンドライト辺境伯家の誰か1人を殺せば少しは防御が崩れると思った帝国が定期的にアレキサンドライト辺境伯家に刺客を送っていたから、それで戦っている間に柔軟性が付いたみたい。

 幸いにも帝国と王国の国境にはいつもの森ともう一つ森があるので、森の奥から来ないといけない帝国は被害が甚大になるから、攻めることができないみたい。

 王国は帝国以外の国とも陸続きになっているけど、半分属国化しているからそっちは安全みたい。

 それにしても・・・小競り合いとか属国とかの平和な日本ではほとんど聞かない単語がこの領地ではたくさん聞くとは思わなかったなぁ

 私は変装らしい変装はしていないからいつか、私がルナリアだという事に帝国が気づいて襲ってくるかもしれないから注意しないと・・・

 それでもこの瞳の特徴である、時間帯によって色が変わるというのは、赤紫固定になるように魔術を掛けているから案外バレないのかもしれないといいな。

 まぁ魔術をかける媒体である魔石は私が肌身離さず持っているからそれを壊されたら終わりだけどね。

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