遂に最下層!!
ついに百階層!
「宝箱は何があるかな?」
「大抵包丁研ぎらしい」
「包丁研ぎ・・・まぁ、必要かな」
「誰が開ける?」
「ジャンケンで勝った人で!」
「いいよ〜」
「最初はグー、じゃんけんぽん!」
「あ、勝った」
「ルナね!よろしく!」
「頑張る・・・」
宝箱を開けて中を見る。
「包丁研ぎ?」
「そうね。包丁研ぎよ」
「これ、持って帰ろ!包丁研ぎ買わなくて良かった!」
「そうね。ダンジョン性の包丁研ぎは性能が良いらしいから絶対に持って帰らないと」
「ここまで来たなら核を見に行かない?」
「良いわね!綺麗な宝石みたいな姿らしいから是非見たいわ!」
宝箱がある部屋から出て、先に進んだ。
「「「「へ?」」」」
これは魔法具?だよね?なんで何もないはずの核部屋に物があるの?
「い、一回戻りましょう!」
「待って、ドアが開かない・・・」
「え!」
『そこから出ないでね〜君たちは被害者パーティとして死んでもらわないと』
どこから聞こえるの?スピーカーでもあるの?
「なんて言ってんだ?」
あ、そっか。日本語だから分からないんだ。
『ふむ。ちょっと待ってて〜今そっちの言葉に変えるから』
「「「?」」」
「聞こえる〜?」
「これなら分かるな」
「良かった〜じゃあ、死んでくれる?」
「は?」
後ろから礫が飛んできたので避けた。
「反射神経がすごいね〜」
「フリーズ!」
周辺の魔法具が凍った。
「酷いことするね〜高かったのに」
どうしよう・・・ここは6畳くらいしかないから氷の刃も出せないし・・・。
ナイフに切り替えるしかないかぁ。
ガシャンガシャン。
「なんの音?」
「良かった〜凍ってなくて」
後ろを振り向くと、板金鎧が動いていた。
急いでナイフを関節の隙間に差し込ませた。
「え」
「分かっちゃった〜?その鎧に中身は無いから」
「どうやって動かしているの・・・」
「ヒ・ミ・ツ〜」
とりあえず、みんなで蹴ってみた。
「無駄だよ〜」
鎧は倒れたが、すぐに起き上がった。
「ふむ」
どうしよう・・・ナイフが可哀想だけどあれしかないよね・・・。
「エメラ、ちょっと壁に固定してくれる?」
「分かったわ。召喚・ドライアド、蔦でこいつを壁に固定して」
ドライアドが頷いて蔦で壁に固定した。
「フリーズ!」
念の為、足を凍らせておく。
「何をするのかな〜」
「秘密」
鎧のお腹あたりにナイフを突き刺した。
そして、包丁研ぎを使ってのみのようにして中に埋め込んでいった。
「何をするの?鎧が壊れる・・・そういうことね!」
「それくらいでは〜壊れないよ」
確かにあんまりヒビが入らないなぁ。
「フリーズ!かなり弱めで!」
鎧が一センチほどの分厚さの氷となった。
「ナイフが埋まったわね」
「どうしよう・・・」
試しにナイフをしまってみた。
「穴空いたー」
「こんなにぐだぐだになるとは思わなかったよ〜」
「熱い水!」
とりあえず、氷を溶かすことにした。
「ジュワーって鳴ってる」
「あっ!そうだ!」
ナイフで殴りつけてみた。
すると、氷と共に鎧も砕けた。
「何で?」
「ガラスにかけた幻影が〜」
「これってガラスだったの!?」
「バレたならしょうがない〜そうだよ、ガラス」
「なら、割れるわね」
「あれ?国の無許可で幻影魔法を使うことは禁止されてるよね?」
「確かにそうね」
「く、国の許可を得てるよ〜」
「嘘だね。国はこんな地味なことを許可しないから」
国だったらもっと派手な事じゃないと許可しないから。
この国って幻影魔法の使い手を見せびらかすのが好きだからね〜。
「うぐぐぐぐ、たいさ〜ん」
声と共にガチャンという音がした。
「なんの音?」
「ここから聞こえたわ」
「鍵がかかってない!」
「本当ね!帰りましょう!」
「うん!」
家に戻って来た。
「お酒強い人!」
「「「はい!」」」
ふむふむ。あれ?ペリドが起きてる。
「ルナは弱いのね」
「うん。エメラも?」
「ええ」
「おつまみは何が良い〜?」
「ポテチ!」
「時間かかるから違うの!」
「お魚がいいわ!」
「りょーかい!」
冷蔵庫を漁ったら鱈とニンニクがあったので、塩鱈とニンニクのアヒージョを作る。
「出来たよ!」
「こっちもお酒の準備ができたわ!」
「はい!」
テーブルにお酒とおつまみを並べる。
「キティを飲みたい人!」
「「「「はい!」」」」
エメラが全員キティを注ぐ。
「せーのっ!」
「「「「「乾杯!」」」」」
よく考えるとこれってパーティーというより宴会だよね〜。
「ルナ!塩鱈のアヒージョは美味しいわ!」
「でしょ〜」
「そういえば〜この後は〜規模が大きい依頼とかやるの〜?」
「そうなる予定〜」
「そうなんだ〜と言うか、口調違う〜?」
「そう〜?」
「違うと思う」
「あら〜」




