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ホームラン!

「エメラ、ラチナ、ヘリオ、みんなはダンジョンを攻略した後はどうするの〜?」

「隣の領地のダンジョンに行くのは遠いから、依頼をとにかく受けるしかないわね」

「まぁ、そうだよね〜」

「攻略したらパーティーする」

「良いわね!お酒飲みたいわ!みんなはお酒の許可もらってる?」

「十二歳の時にもらった〜」

「同じく」

「同じくだな」


 九十六階層に着いた。

「シアバーンだ〜」

「どう言うものなの?」

「自分の棍棒でしか傷つかない巨人」

「それは強敵ね・・・」

「わっ!」

 シアバーンが回転しながらこっちに向かってきたので逃げる。

「目が回りそうね」

「目を回らせて棍棒で叩かせるらしいよ」

「なるほど・・・壁を使えばいけるかしら」

「何か考えでもあるの〜?」

「シアバーンが棍棒を振るう瞬間にそこに壁を出して押し込んで頭に当てる様にするの」

「なるほど・・・角に追い込まないとね」

「ええ」

「囮はどうする?」

「ドライアドに頑張ってもらうわ」

「りょーかい!」

 ドライアドがシアバーンに攻撃を仕掛けて角に誘い込む。

「うまく行かないな〜」

「しょうがないわね。作戦変更よ!ルナ、シアバーンの動きを止めてくれる⁈」

「りょーかい!・・・「フリーズ!」

 シアバーンの足が凍った。

「ドライアド!棍棒を奪って!」

  ドライアドが棍棒を取ろうとしているが、暴れすぎて取ることができない。

「重力操作」

 ラチナのお陰で動きが鈍った。

 しばらく何もしていなかったヘリオが攻撃する。

 ドライアドが隙をついて棍棒を奪って頭を思いっきり殴った。

 シアバーンの頭がひしゃげて血が吹き出した。

「うわ〜」

「次行くわよ」

「うん」


 歩いていると密集地帯が出来ていた。

「ちょっ来すぎ!「ここ一帯フリーズ!」

 目に見えるシアバーンの足が全部凍った。

「重力操作」

「ドライアド!ここら辺のシアバーンの棍棒を全部奪って!一個だけでも無事なら良いから壊しちゃって!」

 ドライアドが命令を遂行しようと動き出す。

 ヘリオがシアバーンの腕を切り付けて棍棒を落とさせた。

 ヘリオが落とさせた棍棒を使ってドライアドが回りながら頭をホームランした。

 全ての頭をホームランし終えてから再び歩き出す。

「ドライアドってあんなに力があったんだね」

「ええ。蔓の耐久性は1番とも言われるわよ」

「へ〜」


 ボス部屋に着いた。

 扉を開けて中に入った瞬間吹き飛ばされた。

「わ〜」

 そのまま真反対の壁に突っ込んだ。

「よいしょ。なんで皆は吹き飛ばされてないの?」

「ルナが風除けになったから大きくよろけるくらいで終わったの。所で、よく無事ね」

「頑丈だから〜」

「・・・そう」

 話しているとドラゴンがさらに上に行こうとしていた。

 今でさえ翼を動かすたびに風が吹いてよろめいているのに、これ以上はやめて欲しい。

「アイス・ブレード!」

 翼を切って墜落させた。

 そして、その衝撃で吹っ飛んだ。

「うぅ・・・吹っ飛びすぎ・・・」

 みんなは重力操作やドライアドのおかげで吹っ飛ばなかったみたい。

 良いな〜私は下手したら対策のせいで怪我を負う可能性があるからなぁ。

 起き上がるとドラゴンが怒って火を吹きながら突撃してきた。

「「「「わぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁ!」」」」

「アクア•ウォール!」「アクア・ウォール!」

 やばっ。気が動転して二個作っちゃった。まぁいっか。

「フリーズ!」

 ドラゴンの口を凍らせて炎が吹けない様にした。

「これでどうだ!」

 ドラゴンは怒ったのか暴れ出した。

「これって鼻に蔓を詰めたらどうなるのかしら」

「えぇ・・・」

「ドライアド、ドラゴンの鼻に蔓を詰めといてちょうだい」

 ドライアドが戸惑って数回瞬きをした後、血が出そうなくらい奥深くまで蔓を詰めた。

「かわいそうに」

 ドラゴンは痛いのと息できないので暴れ出した。

「緊急退避ー!」

「エメラ、責任取って」

「嫌よ。口が勝手に動いただけだもの」

「嘘だ」

「アイス・ブレード×5!」

 氷の刃がドラゴンのまわりをまわる。

 パニック状態に陥っているせいで回転するだけで勝手に傷つくから楽だなぁ。

「それにしても鱗が硬すぎる・・・」


 みんなで安全圏で首が落ちるのを待つ事30分。

「首が落ちた!」

「それにしても固かったわね」

「絶対高いお金に変わる!」

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