パレードォォォ!
今日は遂にパレード!
パレードの馬車がギルドの前の道が飾り付けられていて楽しみ!
「パレードが始めるのっていつだっけ」
「七刻半から道に座れる様になって、パレードが始まるのは八刻半よ」
「そっか。ありがと。座れるまで半刻はあるね」
「そうね。男達はどっか行ったから、私達も食べ歩きしましょう」
「「うん!」」
「まずは腹ごしらえにケバブを食べようよ!」
「良いわね」
「食べる」
ケバブを注文して食べる。
「もぐもぐもぐ」
「もぐ、もぐ、もぐ」
「もぐもぐもぐもぐ」
「ご馳走さでした!」
「もぐ。ご馳走様」
まだ食べ終わっていないラチナを二人で見つめる。
「じぃぃぃぃぃ」
「じーーーー」
「ご馳走様でした。所で、そんなに見ないでくれる?本当に穴が開きそう」
「開かないから大丈夫!」
「そう言う問題じゃない!」
「そう言う問題だから大丈夫!」
「むぅ」
「終わった?次は何を食べるのかしら」
「もちろんスイーツ!」
「いちご飴が良い」
「いちご飴ね!良いわね!」
「あそこのいちご飴はおすすめだよ!」
私のおすすめの店でいちご飴を買って食べる。
「がりがりがりがりがりがり」
「がり、がり、がり、がり、がり」
「がりがりがり・・・がりがりがり」
「もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ」
「もぐ、もぐ、もぐ、もぐ」
「もぐもぐもぐもぐ」
「ご馳走様でした!」
「しゃく。ご馳走様」
「しゃく、しゃく、しゃく。ご馳走様」
「結構食べ終わるの早いね」
「頑張った。所でゴミ箱知ってる?」
「あそこら辺で見かけた様な・・・」
「大抵はあそこに設置してあるわよ」
とりあえず、エメラが指を刺して方向へ向かう。
「あった!」
ケバブの袋といちご飴の棒をまとめて捨てる。
「とりあえず、広場に戻ってニ人を待ちましょうか」
「「うん」」
広場に向かうと二人が居た。
二人して手を振っている。
「ペリド・・・起きてたんだね・・・」
「ああ!流石にパレードは見ようと思ってな!」
「そうなんだ!」
「所で、パレードのチケットはどこで見せるのかしら」
「行ったら分かるんじゃない?とりあえず、行ってみようよ!」
「それもそうね」
パレードの最前列に着いた。
「もう半刻になったから座って良いよね?」
「良いはずよ」
みんなでキョロキョロしていると、チケット係という札を掲げた人が歩いて来た。
「何かしら」
「チケットって最前列チケットのことかな?」
話しかけてみようかな・・・。
「そこのあなた達、何か困ってますか?」
「はい。最前列チケットをどうすれば良いのかわからなくて・・・」
「ああ、私が魔力を込めますよ。こうやって」
目の前で実践してくれるなんて優しいね。でも、そのチケット使って良いの?
「じゃあ、チケット五枚分です」
「はい」
チケット係の人が魔力を込めると、チケットがほのかに光った。
「では、この列に座ってください。出来ればここだとありがたいです」
別に、その席がは嫌な訳でもないので、チケット係さんが言ったところに座る。
「後、一刻くらいあるけど、みんなはどうするの?」
「「「「寝る」」」」
「じゃあ、私も寝よっと」
「Zzz・・・」
気持ちよく寝ていると、突然音楽が鳴り響いて飛び起きてしまった。
寝過ぎて、まだ眠い・・・。昼寝は三十分が最適らしいから寝過ぎたよね。
まだペリドが起きてないけど、起こせるわけがないけど、文句を言われないために一応体を揺らしておく。
体をみんなで揺らしていると、何とペリドが起きた!奇跡だ!
ペリドが起きたので、心置きなくパレードを見る。
パレードといっても、サンバみたいな派手なものではなく、皇族の馬車パレードみたいなものだった。
楽しいな〜。確か、これってシン兄様とディアナ姉様が領主として、将来やっていくための布石と、ナピル兄様が16才になったから成人おめでとうって意味があるんだよね。
今日は快晴で気持ちもいいし・・・空になんか居るよね?何あれ。あんなのアレキサンドライト家は持って無いのに・・・。
「エメラ、エメラ、上見て」
「何よ、急に声を潜めて。上なんて・・・」
「ね、いるでしょ」
「居るわね・・・魔物ね」
「うん」
「ラチナ、上見て」
「上?上・・・魔物?」
「うん。だから、お願いがあるの。私が魔物を切り刻むから、ラチナは魔物の死体が落下する直前に重力操作で軽くしてくれる?出来る?」
「多分、出来る。でも、いつ切るの?」
「主役が乗っている馬車が来る前に」
「分かった」
「行くよ!」
合図とともに、魔物の近くに氷の刃が出現して、切り刻んだ。
「操作」
ラチナの詠唱?で落下しかけた魔物の死体が宙に浮いた。
「収納」
魔物の死体が収納された。
「今の無詠唱?」
「そう」
「「凄いね(な)」
「えっへん!」
「じゃあ見ましょうか」
「うん」
そして何事もなかったようにパレードの続きを見始めた。
こちらをじっと見つめていた人影に気づかずに。
いちご飴を食べる時の効果音を変更しました。




