遂に明日がパレード!
いつもの様に食べ物を買って広場に向かう。
今日は告知が見れると良いけど。
広場の告知が貼ってある場所に行くと、昨日よりは遥かに人が居なかった。
これなら読めるね。ふむふむ、明日パレードを行う?
待って、早くない?もう明日なんだ!?
「ルナ!」
「エメラ!明日パレードだって!」
「そうなの?」
「うん!ほら!」
私が指を差した告知の紙をエメラが見る。
「確かにそうね。それにしても、時間が流れるのは早いわね」
「ね〜」
九十二階層に着く。
そこには、体は人間で頭はライオンの顔で額には角が有り、体には翼が二対生えている魔物が居た。
「え〜と、何だっけ?図鑑で見たことはあるはずだけど・・・。う〜ん」
「ルナが思い出せないなんて珍しいわね」
「う〜ん。パ何とかだった気がするような・・・」
「ごめん、頭痛と吐き気がしてきたから動けない・・・」
「頭痛と吐き気?今日は体調が悪かったの?」
「風が吹いたら突然・・・」
「なるほど。吹くと頭痛と吐き気がする風・・・。そうだ!パズズだ!」
「「パズズ?」」
「そう。南東から吹く、頭痛と吐き気を伴う風を操る魔物。治すには、原因を倒さないといけないはず」
「なるほど。南東以外から風は吹くの?」
「吹かない」
「じゃあ、ラチナが立っていたあたりに行かないようにしながら攻撃をすれば良いのね」
「うん「アクア・ブレード!」
水の刃がぐるぐると回転しながら迫っていき、風に当たって形が崩れた。
「あっ!風に当たらない様にするの忘れてた・・・「アクア・ブレード!」
水の刃が一直線にパズズに迫って行き、首を落とした。
「良し!じゃあ行こ・・・」
待って、気持ち悪い・・・。
「どうしたの?急に立ち止まって。もしかして風のせい?」
「うん・・・」
「召喚・ドライアド!見える範囲に居るパズズを倒して!」
ドライアドが頷いてパズズの所に向かった。
ドライアドがパズズの首に蔦をめり込ませて首を切った。
気持ち悪さと頭痛が治ったので南東に行かない様にしながら加勢する。
「アクア・ブレード!」「アクア・ブレード」
南東に行かない様に調節しないと。
見える範囲にはパズズがいなくなったので、進む。
パズズに会うことなくボス部屋にたどり着いた。
扉を開けて中に入る。
「ドラゴンかしら」
「確かファイアード何とかだった気がする」
「ファイアードラゴン?」
「何か違う。え〜と、え〜と、そうだ!ファイアードレイクだ!」
「「「ファイアードレイク?」」」
「うん。吐息が炎になっていて、その吐息に当たると服が燃えるんだって。すぐに消化できるくらい弱いらしいけどね。それと、体に纏っている炎に当たると、体の中から燃えていくらしいよ」
「怖いわね・・・」
「アクア・ウォール!」
吐息を水の壁で受け止める。炎が弱いと言うのは本当らしく、すぐに消えた。
「アクア・ブレード!」「アクア・ブレード!」「アクア・ブレード!」「アイス・ブレード!」
三つの水の刃と一つの氷の刃がファイアードレイクの周りを囲みながら回転する。
一つの水の刃が纏われている炎に触れた瞬間、ものすごい熱気と湯気を出しながら地面に落ちた。
水が落ちた地面はじゅうじゅうという音をたてながら赤くなっている。
「うわぁ。やばいね」
「これで床が壊れたらどうしようかしら」
「アクア・ブレード×5!」
「そんなに連発して良いの?」
「大丈夫、大丈夫」
「そう」
しばらくして三つ目の水の刃が炎に触れて落ちた。
ファイアードレイクがいる中心はサウナ以上の熱気が漂っている。
「いつまで続くのかしら・・・」
「水が炎に勝って、皮膚に到達するまで」
「そうよね・・・でも、あそこら辺の炎は薄くなっているみたいだけど」
「確かに。じゃあ、あっちに集中攻撃を仕掛けよっか」
魔法で作られた刃達が炎が薄くなった場所に集まり集中攻撃をする。
「これだと心もとないなぁ。「アクア・ウォール!出来るだけ炎に接触しないギリギリまで近づけて」
五個の刃によって生まれた熱気が水の壁によって壁の中に閉じ込められる。
「この熱気で呼吸困難を起こしてくれるとありがたいけど・・・」
「熱気だけど中が見えないわね」
「確かに。でも、何もできないからなぁ・・・とりあえず、中にいる生き物の心停止したら壁がなくなる様に設定しておくかぁ」
少しすると、水の壁が無くなり、とてつもない量の熱気が解放された。
「熱っ!」
「早く転移陣に乗るわよ!」
「ラジャー!」
急いで転移陣に乗り込む。
「ラチナ」
「どうしたの?」
「パレード楽しみだね」
「ええ」
「私も楽しみ」
「俺も」




