無機物がいっぱい
三十四階層に着く。
「た、宝箱?」
「宝箱ね」
「このダンジョンって宝箱は置いてないよね?他と違って」
「そのはず・・・よね?」
「とりあえず、何かを投げてみよっか」
宝箱?の上に凍らせた帝国の奴らを落としてみる。
「わぁぁぁっ」
何あれ!?宝箱から牙が生えてる??
「宝箱じゃなかったの!?」
「なんか向かってきてんだけど!?」
「あ、アクア・ボム!」
魔法で宝箱もどきを吹っ飛ばした。
「やった??」
「・・・動いてる!?」
「一応、所々がへこんでいるから攻撃は喰らってると思うけど」
「アクア・ウォール!とりあえず、突っ切った方が早くない!?」
「そうしましょう!」
ダンジョン内を全力疾走で走る。このダンジョンが比較的狭いようなことに今ほど感謝したことはない気がする。
ボス部屋の前に着いた。
「ぜぇぜぇ、まだ、いる?」
「はぁはぁっ居る!」
「嘘!居るわけ・・・中に入るわよ!」
「ラジャーっ」
急いでボス部屋に滑り込む。
「ひぃひぃっ疲れた・・・」
「ボスはっ?」
「・・・ゴーレム」
「でも、動いてないよ?」
「そうねぇ、どうしてかしら」
「アクア・ショット!」
魔法がゴーレムの胸あたりに当たる。
「核が見えてきたわね」
「アクア・ショット!」
核に当たり、核が砕け散る。
「結局動かなかったわね」
「待って。なんか居る」
「・・・ガーゴイル?」
「ガーゴイルは石でできている、とっても素早い魔物だよね?」
「多分、そうよ」
ボス部屋には、ボス以外に魔物が居ないはずだけど・・・。
「ルナ!」
その声に急いで顔を上げるとガーゴイルが目の前に迫っていたので、既の所で躱わす。
「アクア・ボム!」
ガーゴイルが砕け散った。
「・・・死んだ、よね?」
「ええ。死んだはずよ」
「良かったぁ。それにしても、何で二体も出現してるのかなぁ」
「そうねぇ、一応帰ったら報告しておきましょう」
「りょーかい」
三十五階層に着く。
「・・・骨のドラゴン?」
「骨ね」
「骨ドラゴン?」
三人で首を捻っているとヘリオが骨ドラゴンの脚に向かって剣を当てた。
そして、足の骨が砕け散り、それ以外の部位の骨がバラバラになりながら落ちていった。
「これで骨が吹っ飛んだら面白かったのに」
「そうね」
その後もヘリオが骨ドラゴンを倒していった。
「大活躍だね〜」
「そうっ」
「どうしたの?」
「バラバラになった骨が集まってるわ!」
「ほんとだ。「アクア・ボム!」
アクア・ボムはいったん、もう一回バラバラにしたことによって避けられた。
「は、走るぞ!」
「うん!」
「重力操作!」ヘリオはこれで軽くしといた」
「ありがとう!」
「はぁっはぁっ、最近、私たち、よく走ってるわねっ」
「そうっ、だね」
「一応っ撒いた、けど、追ってくるかも、しれないからっ入ろっ」
「ええっ」
ボス部屋に入った。
「・・・腕が生える馬車だ〜」
「腕を生やす前にやっちゃいましょう!」
「アクア・ボム!」
馬車が弾け飛んでバラバラになり、車体がぐにゃりと曲がった。
「ボス部屋に入ってから一分で終わった・・・」
「次へ行きましょう」
三十六階層に着いた。
「うわぁ。フォモールじゃん」
「前はルナの魔法だけ効いていたのよね」
「アクア・ショット!」「アクア・ショット!」「アクア・ショット!」「アクア・ショット!」
「アクア・ショット!」「アクア・ショット!」「アクア・ショット!」「アクア・ショット!」
周りに居たフォモール達を水の弾丸が貫く。
「魔力が減っていく・・・」
「ごめんね」
ボス部屋に着いた。
「シー・サーペントだ〜」
「確か、牙に毒があるのよね?」
「そうだよ〜」
「だから目の前が湖なんだ」
「多分、そう」
みんなで喋っていたら、シー・サーペントが鎌首をもたげて、襲いかかってきた。
「「「「危な!」」」」
「アイス・ブレード!」
「召喚・アウラウネ!」
「むぅ、今までは戦えたから戦えなくて悔しい」
「俺はよくそんな気持ちになるぞ」
「そっか・・・」
「首取れたー!」
「早速転移陣までいきましょう!
「目の前の湖を泳ぐのは流石にできないから、凍らせるね「コールド!」
凍った湖の上を歩いて転移陣まで行き、ギルドに戻る。
受付に行く。
「すみません。ダンジョンに異常が見つかったんですけど」
「異常ですか?報告してください」
「はい。ボス部屋に二体の違う種類の魔物が現れました」
「違う種類の二体の魔物・・・かしこまりました。報告してくださってありがとうございます」
「どういたしまして。それと、これを買い取ってくれませんか?」
ヘリオのアイコンタクトで収納室から物を出す。
「かしこまりました。2,000ルピーです」
「ありがとうございます」




