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ギルドの依頼をいっぱい受けるぞー!

今回は少し長めです。

 朝起きてバシャバシャと顔を洗う。

水属性魔法が使えてよかったぁ。


 今日は依頼をいっぱい受けたいから、朝食を食べずにギルドへ向かう。


 ギルド内はとても混んでいた。

依頼が失くなる前に急いで同じランクの依頼を受注する。

今回は「ゴブリンを二十体討伐」にした。


 早速いつもの森に出かける。入り口の近くでホーンラビットたちがお出迎えしてくれてた。

 触りたくなったけど我慢して、ギルドの人から教えてもらった巣の近くに行く。ゴブリンが5体ほど巣から見えない位置にいたから倒す。

「アイス・スピン!」

 辺りに血の海ができた。

 血の匂いで寄ってきたゴブリンたちを凍らせる。

「アイス・フローズン!」

 死体や凍らせた奴を収納して、血の匂いで他の動物がやってくる前に逃げることにした。


 逃げ切った先にもふもふがいたので触ることにした。

「ふぁぁ。かわいい〜

お持ち帰りしたい!テイマーになったらできるかな?」

「でもテイマーみたいなスキルは一個しか持ってないからな〜」

「無理だよね〜」

 もふもふを触るのをやめてギルドへ向かう。

受付に行き、提出する。

「依頼終わりました」

「はい。依頼完了です。ところでこれから解体のやり方を教えてくれる講習が始まりますが、受けてみませんか?」

「受けたいです!どこでやりますか?」

「ギルド内の解体場でやりますよ」

「ありがとうございます!」

急いで解体場に行く。


 解体場はたくさんの人がいた。

血の匂いでいっぱいだった。

気持ち悪いと思わないのはルナリアさんのおかげだろうな〜

 説明を聞いている間に誰かが出ていった気配がした。

気持ち悪くなったんだろうなぁ。かわいそうに。


 説明を聞いた後、もらった説明書と共に依頼を片手に森に行く。

今回の依頼も「ホーンラビットを五匹」にした。

「アイス・スピア!」

血の海ができた。

「アイス・ウォール!」

 この場で解体したいので、侵入されないように壁だけつくって解体した。

 血まみれになってしまったけど、一応解体はできた。

「服を洗わないとな〜落ちるかなぁ?」


ギルドの受付に行く。

「依頼終わりました」

「・・・あっ、はい。依頼完了しました。

ところで、血まみれですが大丈夫ですか?」

「大丈夫です!全部返り血です!」

「それならよかったです」


 ギルド内の酒場に行く。

 一応夜以外は酒場で酒を飲めないから酔っ払いに絡まれるとかは無いと思うけど、ちょっと心配。


 酒場でサイコロステーキを注文する。

「美味しい〜」


「そこのきみ!パーティに入らないか?」

「さすが味噌汁の次に好きなステーキ!とってもおいしい」

「そこのきみ!聞いているかい?」

なんか聞こえるなぁ。

「そ・こ・の水色の髪のきみ!」

流石に無視はできないな〜

「なに?」

「パーティに入らないか?」

「やだ」

「どうしてだい?僕らは強いよ」

「テイマーがいないとこにはいきません」

「テイマーは弱いよ。魔物が使い物にならないからね。だからやめた方がいいよ」

その言葉に堪忍袋が切れた。

 嫌なのに勧誘するに加えて、テイマー(魔物)を弱い物扱いするなんて!

 ぜってぇ許さねぇ

「あ゛うっさい。知ったかぶりをするな。それ以外にも用途はある」

「ご、ごめんね。そこまで怒ると思わなくて。だ、だからその猛吹雪をとめてくれないかい?」

その言葉にハッとして周りを見渡すと猛吹雪が起きていた。急いでとめるとみんなに謝った。

「ほんっとうにごめんなさい!」

うう・・・怒って暴れた上に前世の反抗期の時の口調が出てきちゃった。反省しないと・・・

 これって土下座した方がいいよね。でもこの世界には土下座の文化がないから今やったら頭がおかしい人認定されちゃうかな?

 それにしても猛吹雪が起きたのって私が怒ったからだよね。ルナリアさんこの魔力量に技術もあるなんてすごい!

「割れたものはないけど、傾いて中身が溢れた物があるからそれを片付けて厨房に持ってきてくれる?そしたら暴れたのをチャラにするから」

「わかりました!」


 片付けをした後、お金を払って酒場を出る。


 魔物を貶した上に暴れさせて恥をかかせるなんて・・・あいつは絶対に許さない。


 依頼が貼ってある場所に行き、依頼を見る。

今回は「ファイアーバード二体討伐」にした。


 いつもの森のファイヤーバードを探す。

「あっ!いた!えっ、戦ってる」

 ファイヤーバードは何かの魔物と戦っていた。魔物が素早いせいでファイヤーバードが吐いた火が草焼きに燃え移ってちょっとした火事が起きている。

「私の癒しが燃えちゃう・・・とりあえず鎮火させないと!」

 煙を吸わない位置から水をかける。

「アクア・レイン!」魔法が発動すると同時にざぁーという音を立てて雨が降る。

私も濡れちゃったけど血が落ちたしいっか。


 次に濡れたファイヤーバード達を串刺しにする。

「アクア・ランス!」

そして素早い、何かの魔物も殺す。

「アイス・ランス!」


 ギルドに持って行く。


 いつもの受付に行き、提出する。

「依頼終わりました」

「はい。依頼完了です。

ところで、このラプターはどうしますか?」

「ラプターというんですね!ラプターは解体して売ります」

「そうですか。ところでラプターは依頼には入っていませんが、功績として記録してよろしいでしょうか」

「どうぞ!」

「かしこまりました」


 また依頼が貼ってある場所に行く。

ファイヤーバードくらいのランクは誰も受けないからいっぱい余ってる。

今回は「ウィードマウスを二体討伐」にする。


 いつもの森に行って探す。


 森に着くとゴブリンに絡まれた。

面倒なのですぐに殺す。

「アイス・ランス」

 今回は早くFランクに上がるために急いでるので、死体と血溜まりを囲うだけにして先に進む。


ウィードマウスを見つけた。


「アイス・ランス!」

「あまり攻撃が通らないなぁ」

「アイス・ランス・シャワー!」

「あとちょっと!アイス・ランス・シャワー!」

「やったー!」


 ギルドに帰る途中でゴブリンの血の匂いに集まってきた、弱い魔物たちを殺してから帰った。


 ギルドで依頼が終わったことを伝えてから、殺した魔物たちをもう一個の解体場で解体してから買取してもらった。3000ルピーになった!


 もう一回依頼の場所に行って、「ファイヤーバード一体だけ討伐」にした

 いつもの森ではなく、もう少し規模が小さく、遠い森に出たらしいから行く。


 いつもの森と対をなす、ロワール森のファイヤーバードの巣についた。

ファイヤーバードは五匹ほどいたけど、隅の方にいる一匹だけを殺した。

「アイス・アロー!」

「細かい操作がしやすい弓だと死なない・・・」

「アイス・アロー!」

 ファイヤーバード達は仲間?が死んだのに騒がなかった。

 仲間はずれか、元々仲間じゃなくて認められて無かったりしたのかなぁ?


 ギルドに戻って受付に行く。

「依頼が終わりました」

「はい。依頼完了です。それから、ランクが上がりましたよ。Gランクになったのでダンジョンに入れるようになりましたよ」

「ありがとうございます!」

 念願のGランクになることができたので、街をぶらつくことにする。

 ルナリアさんになってからは忙しくて街をぶらつくことができなかったし、ルナリアさんもお忍びでしか、街を歩いたことがないから本当の平民視点で街をぶらつくのは初めてなんだよね〜


 街に着いて、早速屋台で焼き鳥を買う。

「おじさん!焼き鳥一本ちょうだい」

「あいよ!百ルピーだ!」

「はい。どうぞ」

「お待ちどおさん!」

「ありがとう!」

よし!焼鳥ゲット!

「次はどこに行こうかな?」

「あっ!そういえばお父様に定期的に手紙をくれって言われてたの忘れてた!」

ペンは持ってるから、手紙だけ文房具屋で買う。

「危なかった〜」

「次は・・・服買おっか!」

服屋で動きやすい膝丈の服を買う。

緑を基調とした色なのがかわいい!


 その後は屋台巡りをした。

「ふぅお腹いっぱい。依頼をたくさん受けなかったら今頃は金欠だろうな〜」


 お腹がいっぱいなので適当にただただ歩いていると前から「ひったくり!」という声と共に男が走ってきた。とっさに足を引っ掛けて転ばせた。

「お嬢ちゃんありがとうねぇ。お礼にカフェに連れて行ってあげるよ」

「ありがとうございます!」


 ひったくりを自警団に突き出した後、お婆ちゃんの後に続いてカフェに入る。

「突き出してくれてありがとうねぇ

でも、知らない人にほいほいついていっちゃいけないよぉ」

「注意してくれてありがとうございます!でも大丈夫だと思います」

「そうかいそうかい。お金はここに置いておくねぇ」

お婆ちゃんがカランという音を立ててドアを開けて去っていった。

「不思議な人。でもこれ美味しい!」

 チョコケーキを食べてからお婆ちゃんが置いていったお金で払って、宿に戻った。

ブックマーク、ポイントありがとうございます。

(๑>◡<๑)

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