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初めての指名依頼!7

「体当たりをしながら鉤爪で深傷を負わせ、斧でトドメを刺す戦法らしいよ」から「レッドキャップは体当たりをしながら鉤爪で深傷を負わせ、斧でトドメを刺す戦法らしいよ」に変えました。

 二十八階層に着く。


「ラミアの胴体がすっごい伸びてくる〜」

「どうやって通り抜ければいいの?」

「私に任せて!「アイス・ブレード・トルネード!」

「この中心から少しでも外れたら終わりね」

「ラミア達みたいになるね」

 ラミアたちの胴体がスパスパ切れていてちょっと面白い。

「面積は広いと思うから大丈夫」

「すごい説得力!」

「ラチナが言うと説得力がすごいわね」

「そう?」

「うん」

「お前ら、よく喋りながらこの中に居られるな。ヘリオなんてペリドを引きずりながら入ってるじゃねえか」

「慣れだ」

「悲しい〜」

「昔はこうじゃなかったのよ。ちゃんと毎分起きてたの。いつからこうなったのかしら?」

「いつの間にかこうなっていた」

「そうだな。いつの間にかこれが日常になっていた」

「oh・・・」

「というか、このラミアの胴体って売れるの?いっぱいあるけど」

「いっぱいあるならお小遣い以上にはなると思うわよ」

「そっかぁ」

ボス部屋に着いた。

「この部屋が通常通りだった場合、注意した方が良いかもしれない」

「どうして?」

「十八階層の様なボスだからだ」

「あ〜」

 あのキメラになりかけていたというよりなっていたボスかぁ。


扉を開けて中に入る。

「馬車?」

「馬車だな」

「馬車ね」

「馬車」

「ここからが恐ろしい所だぞ」

「攻撃を仕掛けてください」

「えいっ」

 召喚したナイフを扉の金具部分にぶつける。

「何も起こらないけど・・・」

「後少しです。5、4、3、2、はい」

「腕が生えたぁぁぁぁ」

 中から肉塊が飛び出してきて、腕に変形した?どういう事⁇

 やばいっ体当たりしてきたっ。

「ちなみに攻撃手段は体当たりです」

「腕が生えた意味は?」

「威嚇だと思っています」

「なるほど」

「ちなみに、どこを攻撃したら死ぬの?」

「木っ端微塵にしないと死にません」

「じゃあ、あれしかないね」

「嫌な予感が・・・」

「アクア・ボム!」

 ドッカーンという音と共に馬車の破片が弾け飛んで壁にぶつかり、ぐにゃりと変形した。

「壁は無事だからセーフ!」

「セーフじゃないだろ!声を掛けろ!声を!」

「みんな無事だから大丈夫!」

「はぁ」

「早く次に行きましょう?」

「うん!」


 二十九階層に着く。

「サイプロクスだね」

「目をえぐると良いらしいわよ」

「何でえぐるが一番効果的なのかなぁ」

「さぁ?」

「一番最初にえぐるが出てくるなんてお前ら凄いな」

「お褒めいただきありがとう」

「褒めてねえけどな」

「お母さんから皮肉でも、とりあえず褒めていただきありがとうって言ったら勝手に口を閉じるから便利よって言われていたのよ」

「お母さん、頭がいいな」

「でしょ!」

「いっきまーす「アイス・ランス!」

「血がブシャーってなってる」

「死んだ?」

「死んだわね」

「アイス・ランス」「アイス・ランス」「アイス・ランス!」

「えぐっているというより刺しているわね」

「確かに。でも、こいつらは目が大っきいからえぐれるサイズの武器がないんだよね〜」

「そうよねぇ」

「会話の最中にもナイフを投げるのは冒険者の鏡と言えば良いのか、サイコパスと言えば良いのか迷うな」

「失礼な!自衛って言ってよ。自衛って」

「はぁ」


 みんなでお喋りしながら歩いていたら、ボス部屋に着いた。

「良し!開けるぞ!」

 扉を開けて中に入ると、体当たりされた。

「ん?ああ、そういうことか」

 守護のペンダントで無傷だっただけで攻撃されていたのかな。

「え〜と、これはレッドキャップ?かな」

「なんで無傷なのかはわからないけど、体当たりしながら攻撃してきたみたいね」

「アクア・ブレード!」

 レッドキャップの首が落ちた。

「攻撃が効かなければ、ゴブリンくらいの硬さだからすぐに殺せるみたいね」

「レッドキャップは体当たりをしながら鉤爪で深傷を負わせ、斧でトドメを刺す戦法らしいよ」

「なるほど」

「次へ行きましょう」


 ついに三十階!三十階はマンイーターが蔓延っていた。

「姿だけ違う、◯リオのパックンする花みたい」

「何よそれ」

「独り言だから気にしないで〜」

「はぁ」

 マンイータの茎を切って、花の部分だけ回収しておく。

「飛べたら楽なのに」

「生憎風魔法を使える人はいないものね。ラチナの重力魔法は慣れないと死にかけるかもしれないし」

「慣れないうちは大変だった」

「じゃあ、無理ね」

「うん」


 茎を切って回収しつつ、喋りながら進んでいるとボス部屋に着いた。

「ついに三十階のボス部屋!」

「ここまで長かった・・・」

「六日もかかったものね」

「想定時間は5日だからあまり差はないぞ」

「そうなんだ」

「では、入りましょう」

「うん!」

 

 扉を開けて中に入る。

「うげぇ」

「イソギンチャクかしら」

 触手が六本は気持ち悪すぎる。イソギンチャクであってたまるか!

「あっそうだ!その触手に当たると、腕の力が抜けるらしいよ」

「もっと早く言えっ!」

「避けられてるから大丈夫!」

「大丈夫じゃねえよ!」

「アクア・ブレード×3!」

「うわっ大体、こっちは半分引退している身なんだからな!」

「完全に引退しているわけじゃないなら大丈夫だって」

「はぁ」

「あっ死んだ」

「では、帰りましょう」

「うん!」


 転移陣でギルドに戻る。

「こんにちは。依頼を達成しました」

「はい。確かに。報酬は後日、依頼主から受け渡してもらいます」

「分かりました。ありがとうございます」

「お前ら、ちょっと酒場に行かないか?」

「良いよ〜」


 受付から離れて、ギルドの酒場に行く。

「飲み物は奢りだ。何が良い?」

「私は冷たい牛乳で」

「私はアップルジュースよ」

「私もアップルジュース」

「俺は暖かい牛乳」

「俺はオレンジジュースだ!」


「了解。すみません!注文したいんですけど!」

「というか、ヘリオは起きたんだ」

「いきなりうるさくなったからな」

「起きたっていう表現に突っ込まないのね。後、うるさいくらいで起きるとは思わなかったわ」

「起きる時は起きるんだ!」

「起きない時もあるのね」

「ああ!」


「良し。注文は終わったから話をしよう」

「は〜い」

「といっても話という話はないのだが、依頼お疲れ様。これからも依頼をするかもしれないからよろしくな」

「「「「「よろしく」」」」」」

「あっ来た!」

「来たか。では、乾杯!」

「乾杯!」

「んぐんぐんぐ。ごくり。飲み終わっちゃった・・・」

「飲むのが早すぎないか?」

「あれ?ヘリオはほとんど減ってないね」

「飲むスピードは人それぞれだから良いんだ!」

「私も飲み終わったわ」

「俺も」

「私はまだ」

「良かった・・・」

「あ、そうだ。辺境伯様がパレードをやるって言ってただろ?もしできたら、最前列に座らせてやるよ」

「本当!?ありがとう!!」

「見てみたかったのよね〜」

「私も」

久しぶりにブックマーク数をチェックしたら4つに増えていました。ありがとうございます(≧∀≦)

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