初めての指名依頼!6
もふもふか、機能がついているキングスライムだといいな。
二十六階に着く。
「うわぁ」
「視覚の暴力」
「目隠したい気分ね」
「気持ち悪い」
二十六階層は十六階層のボスが歩いていた。
「アクア・カッター×20」
「気、気持ちは分かるけど、多すぎだろ!」
「大丈夫、大丈夫。きっとみんなもこいつらが消えるなら本望だよ」
「確かに」
「そうね」
「人間だと潰れるくらいの重さに重力操作」
「うわぁ。通れなくなった」
「流石に二十個の刃と通るだけで潰れる空間なんて通れないわね」
「ルビー、マリン、シトリン、スフェーン、出てきて」
「きゅ?」
「きゅう」
「きゅい!」
「きゅえ!」
「カーバンクル達の方だけ見ていよっと」
「あれを見た後だと、さらに可愛く思えるわね」
「でしょ!」
「ええ」
「スフェーンを抱っこしていい?」
「きゅえ!」
「いいよ〜」
「こんなのが大量に出てくるなんて・・・」
「元気出してください」
「お前は働け」
「いやです」
「はぁ」
「粗方居なくなったわね」
「収納したくない・・・「収納」
「それじゃあ進むわよ」
「うん」
「いつ見ても地獄な風景だね」
「そうね。こんな風景があると言われたら信じてしまいそう」
「確かに」
ボス部屋に着いて扉を開ける。
「うげぇ。ボナコンじゃん」
「確か、とても熱い糞を飛ばしてくる、よね」
「うん「コールド・ウォーター・ウォール」
「汚い・・・」
「確かに汚いけど、皆壁から出ないとはちょっと・・・」
「近づいたら分かる。攻撃したくないって(臭いから)」
「アイス・カッター!」
「結構、分厚い。「アクア・カッター!」
「あれ?前に水属性の攻撃技はあまり使いたくないって言っていたけど、使ったのね」
「早く終わらせたかったからね〜」
「なるほど。気持ちはとてもわかるわ」
「次行こ。次」
「ええ」
二十七階層に着く。
「キングスライムだあああああああ」
「全部私が狩って、ラチナの取り分を無くしてやるわ」
「負け犬の遠く遠吠え」
ラチナがボソリと毒を吐いた。
ん?私の知ってるのとちょっと違う様な。
「くぅっ」
小さい声なのに聞こえたんだ。
「召喚・ドライアド!キングスライムたちの核を手早く抜き取っちゃって!」
ドライアドが頷いてキングスライムのところに向かう。
「アイス・ショット」「アイス・ショット」「アイス・ショット」「アイス・ショット」「アイス・ショット」
「あれ?この前は×何とかってやってたわよね?」
「連続じゃない場合は、いちいち唱えないといけないの」
「不便ね」
「うん!」
「そろそろ進も〜」
「周囲は粗方片付けたものね。移動しましょう」
「うん!」
スライムキングを狩りながら進み、ボス部屋の前にたどり着いた。
「部屋に入る前に、狩った量を計算しましょうよ。そして、一番多かった人が、一つだけ願いをみんなに叶えさせてもらうのはどう?」
「いいよ」
「うん」
「ああ」
「集計するから待ってて」
「良いわよ」
「そういえば、あんなこと言って良かったの?私が勝っても文句は無しね」
「ラチナが勝つとは決まってない!私が勝つかもしれないし」
「どうかな?」
「出たよ〜」
「どうなの!?」
「勝者はヘリオ!」
「ええ!なんで?」
「槍で刺した」
「折りたたみ式なの?そんな長いのなんて持ってなかったはずよね」
「折りたたみ式で、いつも折りたたんで持ち運んでいる」
「便利ねぇ」
「そろそろ入ろうよ〜」
「そうね」
扉を開けて、中に入る。
「え〜と、キングスライム?」
「よね?」
「中で何かが蠢いている・・・」
「ん〜なんか見たことがあるような・・・そうだ!マッサージ機能付きのキングスライムだ!」
「「「「「「マッサージ機能?」」」」」」
「そう。蠢いている奴がマッサージをしてくれるんだって」
「冷感つきではないのね・・・ところで、どんな攻撃を仕掛けてくるかしら」
「ん〜多分、体に触れると眠くなる攻撃だと思う。因みに金属で触っても、そこを伝って眠くなると思うよ」
「じゃあ、俺は無理だな」
「ヘリオはキングスライムの勝者だからいいじゃない」
「まぁな」
「アイス・カッター」
「召喚・ドライアド!」
「所で、この前みたいにスライムをかけて争おうよ」
「ラチナは勝ったのだから譲りなさいよ」
「やだ」
「うぐぅぅ」
「所で、このマッサージ付きキングスライムはどれくらいするの?」
「さぁ?でも、かなり高いとは思う」
「暖房付きバージョンより高いとすると・・・桁がでっかいね」
「勝利!」
「今回も勝てると思ったのに・・・」
「ふふん」
「もう少し早かったら私が勝てたのに〜」
「負け犬の遠吠えってやつね!」
「あれ?根に持ってるの?」
「ね、根に持ってなんかいないわよ!」
「へ〜」
「とりあえず、私がもらっていくわね!」
「ドヤ顔がうざい」
「うぐぅぅ」
題名の修正をしました。




