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初めての指名依頼!3

 私は気づいた。

 そう、最近はもふもふ成分が足りないということに。

 だってダンジョンはもふもふが出没しないし、いつもの森は帝国軍の出没率が高まっているから行けないんだもん。

 という事でもふもふが出るまで一日中ダンジョン攻略をしましょう!

 わー。パチパチパチパチー(セルフ)

 ・・・これぐらいしたらもふもふ出るかな?


「もっふもっふ出っないかな〜」

 ただいまの現在地はギルドへの道。

「そんなに出て欲しいのか・・・」

「勿論!!」

「そ、そうか」

「次はどんな異常が来るんだ・・・。はぁ」

「大丈夫ですよ。僕も居ますし」

「・・・はぁ」

「ラチナ、ヘリオが足手纏いにならないように見張っておくわよ」

「(こくり)」


 ギルドの転移陣で二十階層に行く。

「この階層は特に気をつけろ。とても強いボスが現れる。その代わり、道中は魔物が一切出ない。・・・はずだ」

「手抜き感が凄いね」

「そうね」

「(こくり)」


 ダンジョンの中に入る。確かに魔物が居なかった。

「やっと情報が役に立った」

「本当のことでも言っちゃだめよ。傷ついちゃうもの」

「トドメを刺さないでくれ・・・」


 ボス部屋の前に立つ。

「いいか?心してかかれよ?」

「あいあいさー」

「・・・はぁ」


 ボスはロック鳥だった。

「ロック鳥かぁ。当てにくいなぁ」

「重力操作」

 ラチナが魔法を唱えた瞬間、ロック鳥が落ちた。

「ぎゅああああああああああ」

「人の悲鳴みたい」

「そうかしら?」

「うん」

「アイス・ブレード!」

「召喚!ドライアド!」

 ドライアドが出したツルで身動きを取れないようにして、首を切り落とした。

「あっさり終わったね。次行こ。次」

「やけに急かすな。まぁ行くか」


 二十一階層に着く。

「ロックウルフだ!もふもふだ!」

 日頃の行いが良かったのかな?

「ちょっと触ってくる!」

「はぁ?ちょっと待・・・」

 おじさんの制止を振り切ってロックウルフに駆け寄る。

「久々のもふもふぅ。はぁぁ可愛いいぃ」

「結構硬めの触り心地ぃ」

 そのまま二、三分堪能してから首を切って殺す。

「待たせてごめんね〜」

「えっさっきまで幸せそうだったのに殺すのか?」

「それはそれ。これはこれ」

「すまん。理解できん」

「慣れれば理解できるわよ」

「慣れたくない」


 道中でもふもふを触りながら歩く。

「そういえば、何故襲われないんだ?十八階層までは襲われていたのに」

「んー・・・」

 言っていいのかなぁ。そもそも信用に値するかも分からないし・・・。でもお父さんのところの人だからなぁ・・・・・・。

 まぁいっか。

「えっとね、スキルの効果?みたいなもので限定はされるけど、便利?だと?思う?スキル」

「?が多すぎないか?」

「まぁ、あんまりわかんないから」

 今度スキルの研究でもしよっかな。


 私だけ襲われずにボス部屋に入る。

「ラミアだー」

「初めての人型ね」

 あの美少年は入れないんだ。まぁ、だろうね。

「ラミアは子供を見ると締め付けて血を吸おうとするらしいよ」

「この中の大多数が子供じゃない!」

「そうだね「アイス・ウォール!」

「あっぶな。まさかとっても長い胴体で攻撃してくるなんて・・・ルナ、ありがとう」

「どういたしまして。「アイス・ブレード!」

「召喚・ドライアド」

「胴体を捨て身の盾にするなんて・・・痛くないのかしら」

「痛いんじゃない?死ぬよりはマシだから盾にしてるのだと思うよ」

「なるほど・・・でも首をスパッといったほうが痛くないと思うけど・・・」

「さぁ?」

 それにしても魔法があるっていいよね。みんなが戦っている時に呑気に会話ができるし。

「この胴体長すぎない?!どんなに切っても残ってるんだけど!」

「ラミアに再生能力があるわけでもないし、再生しているわけでもないみたいだけどねぇ?」

「どんなに切っても残ってる・・・。再生しているのではなく、生えている可能性はない?」

「生えている?どういう事だ?」

 あっヘリオが会話に入って来た。

「ん〜と、切られたら違う場所から次が生えてくるという事?」

 なんか図鑑でそういう亜種が居るって書いてあったんだよね。

「つまり、生えてこないように、全身に攻撃しないといけないということか・・・」

「う〜ん。それだったら・・・。ちょっとみんな離れてくれる?」

 みんなをとりあえず下がらせる。

「大きめの「アクア・ボム!」

 ズドンという音がして、ラミアの破片が四方八方に散らばる。

「壁には・・・よし!穴はない!」

「かなり削れているけどね」

「まぁ、穴がなければセーフ」

「何なんだ、この威力。相当の魔力量がないとこうはならないぞ・・・はぁ。このラミアのことはなんと説明すればいいんだ・・・」

「苦労人だね」

「・・・」

「ラミアの破片は片付けておきましょう。ボスはまた現れるけど、中が綺麗になるわけじゃないもの」

「それもそうだね。ほとんど私がやったようなものだし、私がやっておくよ」

「そう!ありがとう」

「どういたしまして〜」


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