ハーブゥゥゥゥ!
「〜という事で、今日はダンジョン入れないや。ごめん」
「・・・そうか」
「じゃあどうする?」
「そろそろ依頼を消化したほうがいいから依頼にしないか?」
「確か、依頼は二ヶ月に一回は消化しないといけないからそろそろね」
「ていうか、ペリドの声を聞くのが久しぶりなんだけど」
「確かに。そうね」
ギルドに着く。
「何にする〜?」
「私は力仕事に関しては役に立たないからそれ以外がいいわ」
「分かった〜」
「これはどう?」
「え〜とハーブを2袋分摘んでくる?」
「そう。簡単そうだから」
「まぁ、確かに簡単そうだね」
「ふふん。みんなはこれでいい?」
「「「いいぞ(ぜ)(わ)」」」
ギルドに依頼を持っていく。
「この依頼にします」
「かしこまりました」
受付を出て、ギルドの酒場で作戦会議がてら薬草図鑑を読む。
「へ〜防虫や料理の香り付け・・・今度使ってみようかな」
「鎮静剤にもなるみたいよ」
「すっきりした香りらしい」
「そろそろ行く?」
「あっ!ちょっと待って急いで食べるから(もぐもぐ)」
「そんなにお腹が空いていたのね。喉に詰まらせないように気をつけて」
「んぐ。ご馳走様!」
「そういえば、その掛け声は何なんだ?」
「実家のご飯を食べ終えた時の挨拶?みたいなもの」
「ふ〜ん」
「そろそろ行くわよ!」
「ちょっと待って。お会計を済ませておかないと」
「確かにそうね」
お会計を済ませる。
「どこでも生えているらしいけど、どこ行く?」
「近場のブラン森でいいと思うわ」
「じゃあブラン森に行くかぁ」
ブラン森に着く。
「日当たりのいい場所ってどこだろ」
「真ん中のぽっかり空いているところとかは?」
「じゃあそこに行ってみよっか」
「真ん中のところって確かルビーと会ったところだよね。ルビーとマリンとシトリンとスフェーンを出していい?」
「いいわよ」
「うん」
「「ああ」」
「ありがとう。「収納室!」
空間が歪み、収納室が顔を出す。
「毎回入るの面倒臭いなぁ。よいしょ」
「ルビー、マリン、シトリン、スフェーン。出てきていいよ」
「きゅ!」
「きゅう!」
「きゅい!」
「きゅえ!」
もふもふ達が勢いよく出て行った。勢いがありすぎて転がっているのが可愛い!
「よいしょ」
収納室をしまう。
「じゃあ行こ」
「ええ」
真ん中のところに着く。
「ん〜いい匂いがする」
「本当ね。すっきりした香りだわ」
「これかな?すっきりした匂いはするけど」
「図鑑貸して」
「いいよ。出すの面倒だからずっと持っててくれる?」
収納していた図鑑を取り出して、ラチナに手渡す。
「ありがとう。いいよ。「重力操作」
「これで合ってる」
「良かった〜。でもあまり数がないから次の場所も探しとかないと」
「全部採りつくさないようにね」
「分かってるよ〜」
「袋の半分にも満たない・・・」
「あの面積でこれくらい採れたのだから良いじゃない」
「まぁそうなんだけどさぁ・・・」
「所で次はどこに行くのかしら」
「う〜ん、ブラン森は全体的に明るいから歩いていたらすぐに発見できそうだけど・・・」
「横に沿って歩くのは?」
「それでいいんじゃないか?」
「確かに!」
「じゃあ行きましょう」
「うん!」
とりあえず、右に行くと森から出てしまうので、左に進む。
しばらく進むと、ハーブの匂いがしてきた。
「ここら辺かしら」
「もうちょっと先だと思う」
「鼻、良いわね」
「ふふん。私の自慢の鼻だもん」
「そうなのね」
「あっ!あった!」
「ハーブがそこらじゅうに生えているわね」
「これなら袋がいっぱいになりそう」
しばらくみんなで摘んでいると、袋がいっぱいになった。
「やっと終わった〜」
「もう自分の分を摘んで良いわよね?」
「いいと思う」
「よ〜し、やるぞ!
「流石に取りすぎはダメだから5本くらいにしておこっと」
「じゃあ、私もそうするわ」
「私も」
「俺も」
みんなで5本ほどハーブを摘んだ。
「そろそろ戻ろっか」
「そうね」
ギルドへ戻って受付に行く。
「依頼が終わりました」
「はい。確かに。それから、ルナさんにギルド長から伝言があります」
「げっ」
「二度とこんなことをやらかすな。だそうです」
「・・・善処します」
「そこは善処しますではなく、分かりましたが欲しかったのですが・・・」
「まぁいいでしょう。それから今回の報酬である、ハーブを使った料理のレシピ本です」
「ありがとうございます!」
「すっごい食いつくな・・・」
受付を出て、待合室みたいなところに行く。
「このレシピ本もらっていい!?」
「いいけど、条件がある」
「な、なに?」
「まだもらっていないポテチのレシピをちょうだい」
「そう言えば言われていたような・・・。えっと紙はどこかな・・・。あった!ラチナ、これに書いていい?」
「良いよ」
「ありがとう。えっと・・・これで良いかな?」
「ん。ありがとう」




