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自分の家へゴー・・・2

 二十分くらいするとヘリオが戻ってきた。

「じゃあ次は水色の髪の子」

「はい」

 気まずすぎて心臓に穴空きそう。


 メイドさんに案内されて中に入る。

「おお。ここに座ってくれ」

「はい」

「この部屋は防音魔法がかけられているから素で喋っていいぞ」

「分かりました」

「じゃあ私から!お姉ちゃん何で昼寝中にいなくなっちゃったの!?」

 妹のセレネがぷんぷんという擬音語が聞こえてそうな感じで可愛らしく怒った。

「ぐっすり眠ってたから起こすのが忍びなくて・・・」

「むぅ。起こしていいのに」

「次は俺でいいよな?ルナはパーティのリーダーのことが好きなのか?」

 エラ兄様・・・出会ってから十日くらいで恋に発展すると思いますか?

「仲間という意味では好ましく思っていますけど・・・」

「恋っていう意味じゃないのか」

「じゃあ次は俺だな!ルナはこっちに帰ってくるつもりはあるのか?」

 やっぱりその質問くるよね・・・でも帰らない。例えナピル兄様に言われても。

「緊急事態が起きない限りは帰りません」

「そんな!いつでも帰ってきていいのに!」

「旦那様は黙っていてください」

「お母様。ところでシン兄様とディアナ姉様は?」

「旦那様が仕事を押し付けたからまだ仕事をやっているわ。もう直ぐ来ると思うけど・・・」

バーン!「ルナ!お帰り!」

「お姉様、帰ってきたわけではないのですが・・・」

「そうだよ。ディアナ。聞いたでしょ?」

「ちぇ。帰ってきたと思ったのに・・・ところですぐに帰るのか?」

「はい。もう用が無いので・・・」

「ええ・・・もっと居なよぉ」

「ルナに絡まない。後、口調」

「はーい」

「はぁ・・・。ルナ、そろそろ退出しないと怪しまれるわよ」

「分かりました。では、さようなら」


 部屋を出て応接間に戻る。

「ルナ。どうだ?」

「緊張した・・・」

「だよなぁ」

「そういえば、この家族辺境伯以外全員小さくないか?ルナくらいの小ささだったぞ。次男と三男はそこまでだけど」

「確かに」

 確かにそうだけど小さいは余計だって!

 ヘリオと世間話をしている間に皆の面談が終わったみたいで、お父様が応接間に入ってきた。

「すまなかったね。いきなり面談をして。でも、君たちにおかしな点はなかったから詳細を話すね」

「まず、明明後日。つまり、四日後に転移石を持って君たちと僕の調査隊でアレキサンドライト領のダンジョンに潜ってもらう。その後、三十階くらいまで以上を調べて欲しい。三十階以降は旨みがないからあまり攻略されていなくて情報が少ないからやらなくていい。ちなみに、僕の調査隊はある程度は戦えるからお荷物にはならないと思う。質問はあるかい?」

「はい」

「どうぞ」

「四日も置く理由はなんだ?」

 ヘリオ!タメ口で大丈夫なの?周りが一緒即発の雰囲気になってるけど・・・。

「こちらで準備をしないといけないことがあるからだよ」

「そうか」

「うん。ところで、一緒に食事をしないかい?」

「えっ!」

 やべっ。会話に割り込む形になっちゃった。でもどうしよう。手先の仕草で貴族っぽいってバレそうだけど・・・まぁ大丈夫でしょ。

「僕の息子達が君たちのことを気に入ってしまってね。それに、平民の中で貴族は全員金色の食器を使って、金箔がばら撒かれている食べ物を食べるという根も葉もない噂が流れているみたいだから訂正しておきたくてね」

「ということで付き合ってくれるかい?」

「どうする?」

「当てつけとして食事に誘っているわけではないみたいだし、貴族の食事を見てみたいから私は付き合いたいわ」

「「「右に同じく」」」

「じゃあ食事に付き合おう」

「ありがとう」


  テーブルに着く。

 それにしても、ユヴェーレンとその他で別れると思っていたのに、ユヴェーレン、その他、ユヴェーレンという交互に座るとは思わなかった。

 気まずい。

「ルナさんの事をお姉ちゃんって呼んでいいよね?」

 こいつ、他人行儀が出来ないからってお姉ちゃん呼びを許可させようとしてるな・・・

「いいですよ」

「ありがとう!」

 ユヴェーレン皆の仕草を見て、見様見真似でやってみる。それでも気品?は隠せないけど、隠す気がないよりはマシだからいいや。


 テーブルに着いている半数以上にとって地獄の時間が終わると、お母様とエラ兄様とナピル兄様が見送ってくれた。たまに振り返って手を振りながら宿に帰ると見せかけて、この前水着のデザインを持ち込んだ服屋シュムックに行く。

 服屋には長蛇の列ができていた。なんか貴族っぽい人もちらほらいるんだけど・・・この世界って過剰な露出は忌諱されるはずだよね?・・・。

 予想以上の人気に驚いているとリグルさんが裏口みたいなところから手招きしていた。

 リグルさんの近くに行く。

「ルナちゃん!ありがとう!予想以上の売り上げに私達も驚いているのよ」

「何があったの?」

「なんと、アレキサンドライト辺境伯ご家族がお忍びとしてではなく、公務として調査されている途中にお買い上げいただいたの!おかげさまでその噂を聞いた方々がお買い求めいただいてこのお店は黒字よ!」

「赤字だったの?」

「赤字ではなかったけど、売り上げが少しでも落ちたら赤字になるところだったわ。ルナさんありがとう」

「こちらこそ売り上げの何割かを貰っているおかげで少しお金持ちだよ」

 それにしてもみんな買ってたんだ。調べればすぐに私だとわかるのになんで言わなかったのかな?

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