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自分の家へゴー・・・

 とっくのとうに忘れていたサーバルキャット?についての手紙の返事が届いた。

「ふむふむ。探しても200年以上前の記録しか残っていなかったんだ。・・・200年前って魔王が現れた年だよね。何か関係でもあるのかな?」

「えっとそれから・・・私がでくわしたロックドラゴンとかは本来10階層は上にいるんだぁ。近頃では魔王の再来だと思われているんだね。魔王なんていないほうがいいのに」

「なるほど。姉様たちが今度パレードをするから安全を確かめるために依頼を出すかもかぁ」

「無事にパレードができるといいなあ・・・」

「後は・・・近況報告だね」

「今、何時かな?・・・六刻だから行くかぁ」


 いつものように広場に行くともう三人がいた。

「今回は私たちの方が早かった。ふふん」

 ラチナが胸を逸らして自慢気にしているけど不思議と嫌な感じはしない。なんでだろう?

「あれっ皆集まってる。早いわね。まだ時間じゃないわよね?」

「時間じゃないけど早めに来たの」

「そうなんだ〜じゃあ行きましょう」


 ギルドに着く。

「ん?これ俺らへの指名依頼じゃないか?」

「本当だ。確かに」

「とりあえず内容を聞いてみる」


 受付に行く。

「すみません。この依頼の内容を教えてくれませんか?」

「内容はギルド長室で教えることになりますがよろしいでしょうか?」

「いいよな?」

「「「うん」」」

「いいですよ」

「では着いてきてください」


 ギルド長室の前に着く。

コンコン「失礼します」

「ああ」

「ギルド長。ユヴェーレンの人達に内容を教えてください」

「分かった」

 ギルド長が何かの魔法具を発動させた。

「今のは防音の魔法具だ。安心しろ」

「まず、この依頼は最近冒険者ギルドアレキサンドライト領支部が管理しているダンジョンで異常事態が沢山起きているので調査して欲しいという、アレキサンドライト辺境伯直々の依頼だ。ちなみに調査中には転移石が配られる」

「貴族の依頼か・・・」

「ああ。それから最初にアレキサンドライト辺境伯と顔見せをしてもらう。まぁアレキサンドライト辺境伯は温厚だから多少の無礼なら許されるから大丈夫だとは思うがな」

「顔見せ・・・」

「ちなみに100万ルピーだ。後お前らが選ばれた理由は一番異常に遭遇しているかつ、ロックドラゴンを倒せるほどには実力があるからだ。どうだ?やるか?」

「少し相談させてくれ」

「ああ」

「で、どうする?」

「私は20万ルピーももらえるし、危険も少ないからいいと思う」

「右に同じくだ」

「私も右に同じくよ」

「私はちょっと貴族が怖いからみんなの後ろに隠れてもいいなら・・・」

「なるほど。ギルド長さん、ラチナは俺らの後ろに隠れているのはいいか?」

「いいが、面接?をするから意味がないと思うぞ」

「2人で受けるのはダメ?」

「ダメだ」

「・・・・・・二十万ルピーのために頑張る」

「本当に大丈夫か?」

「・・・うん」

「じゃあこの依頼を受けます」

「じゃあ今すぐアレキサンドライト辺境伯の家に行くぞ」

「えっ今すぐ?」

「ああそうだ」


 というわけで自分の家の前に立つ。

「大っきい」

「でかいというか籠城が出来そうな城だな・・・」

「ああ。それは領民が戦いとかに巻き込まれそうになった時にシェルターの役割を果たせるように設計されているんだ」

「「「「「へぇ〜」」」」」

「入っていいか?」

 興味がなくて知らなかった家の役割を知って感嘆の声をあげているとギルド長が衛兵に声をかけていた。

「用件を教えてください」

「指名依頼の奴らを連れてきた」

「かしこまりました」

 衛兵が何かをいじるとゴゴゴゴゴという音を立てて壁だと思っていたものが橋になった。

「ここを通ってください」


 橋を通って応接間に来る。

「広いわね」

「マントルピースだ」

 やっぱり家のマントルピースはいいね。なんか風情がある。


「とりあえずここに座ってください。すぐに辺境伯夫婦がいらっしゃいますので」

「分かりました」


 マントルピースを見ながら待っていると、両親が来た。

「こんにちは。君たちがユヴェーレンかな?」

「はい」

「では早速だけど、今回の依頼について説明をするね」

「最近はもっと上の層にいる魔物が下の層に居たり、200年ほど出現報告が無かった魔物が出たり、異常が相次いでいるからそれを調査してほしいという事なんだ」

「まぁこれはギルド長が説明してと思うけどね」

「とりあえず今の本題は別にあるんだ。それはチームにおかしい点が無いかを確かめたいんだ」

「ということで今から違う部屋で僕たちと君たち一人一人で面接をしてもらう」

「じゃあまずリーダーの君から入って」

「はい」

 ヘリオが呼ばれるのを見送る。

 それにしても気まずすぎる。お父様と他人のふりをしながら話すのは。担任の先生が家庭訪問に来て私を挟んで親と話すのと同じくらい気まずいかも。

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