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賊狩り

 いつもの森の五ポイントに着くと早すぎたみたいで誰もいなかったので、収納していたポテチを食べながら待つ。

 しばらくするとユヴェーレンのみんながやって来た。

「おはよー」

「おはよう。ところで何食べてんの?」

「んー体に悪いお菓子。でも美味しいよ」

「一枚いいか?」

「いいけど・・・」

「ずるいわ!私も食べたい!」

「私も」

「俺も」

「七枚ある?」

「んーあるよ」

「じゃあちょうだい」

「はい。どうぞ」

「はい。どうぞ」

「はい。どうぞ」

「はい。どうぞ」

 全員に渡し終えると突然ラチナが手を握ってきた。

「な、な、何!?」

「レシピ教えて」

「い、いいけど」


 そんな事を話していると、誰かがこっちに向かってきた。

「す、すみません。副ギルド長ですが、賊らしき影を森で見たので警戒してください」

「分かりました」

「で、ではさようなら」


「すぐにいなくなっちゃった」


 そうして賊を待っていると突如ズドンという爆発音が聞こえた。

「これ合図?」

「罠かもしれないから無属性魔法で身体強化できる私が様子見に行ってくる」

「いってらっしゃい」

 でもこれが罠だったらかなりやばいよね。


 ラチナを見送っていると、突然ズドンという衝撃と共に吹っ飛ばされた。家を出る前に持たされた守護のペンダントによって無傷だったけど、付けていなかったら軽傷では居られなかったかも。

「な、何で無傷なんだ!」

「秘密!」

 賊になんか言うわけないもんねー!

「アイス・ランス・シャワー!」

 油断していた賊たちが次々と致命傷を負った。

「くっ卑怯者!」

「油断していたのが悪い!」

「・・・対人戦離れてねぇけどやるか」

 それまで驚いていて動いていなかったユヴェーレンの皆がヘリオが動き出したのを皮切りに動き出すのを横目で見ながら魔法を発動させる。

「アクア・ブレード!」

 氷の刃が戦っている隙間を縫いながら賊を斬りつけていく。

 致命傷を負った賊をヘリオとペリドが止めを刺す。

 運良く回避した賊はエメラの召喚獣であるアウラウネに拘束され、ブラッドオウルに引っかかれ、

 引っ掻かれた賊は私の投げナイフで絶命する。


 ・・・それにしてもラチナが帰って来るが遅い。あっちが囮のはずだからあっちに人数を割くわけないし・・・。何かあったのかな?

「エメラ!アウラウネをラチナに送って!」

「?・・・分かった!」

「アウラウネ!ラチナの方に行って様子を見てきて!」

「!」

「そうはさせねぇ!」

ドスッ「まだ残ってたの?」

 この様子だとまだ隠れている可能性が高いなぁ。探しに行こっかな。

「隠れている奴らを探しに行ってくるね〜」

「ああ」

「がんばれー」


 いつもの森はそこそこ広いからどうやって見つけようかな。

 とりあえず中心部は開けているからそこに行って探すかぁ。


 ガサガサと草を掻き分けながら歩いていると開けたところに出た。

「・・・これは違う。人の手が入っている」

「よし。次ヘ行こう!」

 突然殺気を向けられた気がして反射的に座ると頭を剣が通過していった。

「フリーズ!」

 急いで本体を凍らせた後、敵であることを確認して、収納しておいた。なんか悪趣味なコレクターって感じになっちゃってる。


 その後も歩いていると戦闘音がしたので急いで向かうと目的地に着いていた。

 気配を消しながら様子を伺う。

 ふむふむ大柄な男がリスみたいな魔物に向かって刃物を振り回しているけど、素早すぎて当たってないと。

 魔物に加勢するかぁ。男の方は賊っぽいし。

「アイス・カッター!」

 ゴトンという音を立てて首が落ちる。気持ち悪いので草むらの方に寄せておいた。


 その後リスみたいな魔物の種類を確認する。

「・・・まって、カーバンクルなんだけど!」

「カーバンクルって幻獣だよね?なんでここに居るの?」

「・・・とりあえず撫でておこう。っもっふもふなんだけど!今までで一番触り心地がいい!」

「あっでもみんな心配しているだろうし早く帰らないと。カーバンクル、じゃあね」


 草をかき分けながら歩き出すとついてくる足音が聞こえてきた。

 何?もしかして・・・やっぱり!カーバンクルだ!

「どうしたの?ついてきちゃったの?お家は?」

「これは・・・首を振ってるのかな?つまり、家がないということ?」

「さっきの奴に壊されたが追い出されたかされたの?」

「なるほど・・・でも宿の人にお世話させるわけにもいかないし、冒険は危ないから行かせられないし・・・」

『そこで困っているあなた!十日記念に渡そうと思って忘れていた物を今なら無料でプレゼント!どうですか?買いますよね?ということでどうぞ!」

 声と共に感じたことのない感触がしてステータスボードを開く。

「ステータスオープン!」

【ルナリア・アレキサンドライト】

種族:人 年齢:14 性別:女

スキル【水属性魔法】【氷属性魔法】【収納室魔法】【もふもふに愛されし者】【時と運命の神カクイロスの加護】【投げナイフ召喚】


「収納魔法が収納室魔法に変化している・・・調べてみよっと」


【収納室魔法】

時間が進んでも顕著な変化が起きない物が保存されている部屋。中に入ることが出来る。変化が起きるものは部屋の中の冷蔵庫の中に入っている。生き物も入ることができる。

「・・・とりあえず確かめてみるかぁ」

「収納室!」

「えっとこの狭い穴の中に入るの?とりあえず入ってみるかぁ」

 入った先には床も壁も真っ白な一畳くらいの空間が広がっていた。

 隅にはお金が入った巾着や家族に持たされたペンダントやらが転がっている。

 冷蔵庫を開けてみるとポテチや凍った人間が入っていた。


 一旦外に出て収納室の前に立つ。ポテチ出てこいと念じるとポテチが出てきた。お金が入った巾着も問題なく出てきた。

「よし。これでカーバンクルも持ち運べるようになったけど、本当に私についてくるの?」

「そっかぁ。じゃあ行こっ」

カーバンクルを抱き抱えながら五ポイントに戻る。


「おーい!」

「斬党狩り終わったか?」

「終わったよー」

「良かった。ってカーバンクル?」

「そう。助けたら着いてきたから」

「ええええええーーーーーー!」

ストックがなくなったので次から2日に一回投稿になります。

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