表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/73

水着と魔蟲

水だ!海だ!水着だああああああ!

 というか水って紛らわしいね。季節って意味の水なのか、はたまたそれ以外の意味なのか分からなくなりそう。

 んんっちょっと話が逸れたけど、夏=水着は鉄板。そして浪漫!でもこの世界にはない!ないなら作っちゃえばいい!

 幸いにも防水の薄い皮はいろんなところで売ってる。それを辺境伯令嬢時代に贔屓していた服を作るお店に持って行けばいい!ということで設計図と素材を持ってレッツゴー!

 贔屓していたお店に着いた。看板には服屋シュムックと書かれている。

 扉を開けて中に入る。

「すみません。服の予約に来たのですが・・・」

「はーい。こちらでできまーす」

 カウンターの前に立つ。背が小さくてカウンターしか見えないので、背伸びをしながら話すことにした。

「ではここにサインを・・・って辺境h・・・」

「し〜。私はルナだよ?」

唇に人差し指を当てながら首を傾げれば誰でも黙るから楽だよね〜

「かわいいっ。んん!はいではここにサインをしてください」

「はい。サインをしたよ」

「はい。では今は空いているので一時間後にここに来てくれたらやることができます。今サインをした紙を必ず持ってきてくださいね」

「はい!分かりました!」

 店を出て広場のところで考える。

 う〜んこの後どうしよう。一時間でダンジョン攻略出来るわけないからなぁ。うーとりあえず早めの朝食を食べるかぁ。

 一時間後店の前に戻ってきて中に入る。

「すみません。この時間に予約したルナです」

「はい?はい。確かに。では、こちらに来てください。あなたの担当はリグルです。」

「こんにちは。リグルよ。よろしくね」

優しそうなおばさんだなぁ。

「ルナです。よろしくお願いします」

「じゃあまずは設計図みたいなのを持ってきてるかしら?」

「はい。えっとこれです」

「ふむふむ。説明してくれるかしら?」

「ええと水着という水中でも下着が透けない服です」

「なるほど。だから防水効果のあるマーマンの皮を使っているのね」

「はい。それからこっちの普段の上着みたいな方は露出が多すぎて恥ずかしい人用に用意しました」

「なるほど。ちなみに男性用はあるかしら?」

「いえ。あまり分からなくて・・・」

「そう。じゃあ後は私に任せて。男性用も作っておくから。ニ週間後に取りに来てちょうだい」

「はい!分かりました。ありがとうございます」

「いえいえ。こちらこそありがとうね」


 水着の用事は終わったので、冒険者に戻ってダンジョンの8階層に潜る。ビックアントが入り口で待ち構えており、悲鳴を上げながら凍らせた後、爆発させて木っ端微塵にした。

「はぁぁぁぁーーー。虫嫌いなんだよね。次からは定期的に魔蟲が現れるのかぁ・・・」

「とりあえず急いで突破しよう・・・」

 のんびり歩いてる普段とは違い、早足とまではいかなくても早めに歩く。

「いやああああーーー!」

「ぎゃああああーーー!」

 突然目の前に現れる魔蟲に悲鳴をあげながら進んで行く。

 中間地点で少し休憩する。

 勿論魔蟲が入ってこないように結界は張ってある。収納していた冷たい麦茶を飲みながら息を吐く。「ふぅ」そのまま結界の方に意識を向けると大量の魔蟲が結界に張り付いていた。

 「いやああああああああああーーーーーーーーー」

「ウォータあああああ、フリーズううううう!」

「ふううううう」

「よし。全部凍ったね。急げ!」

最初よりも早めに歩きながらボス部屋に着く。

「キモくない。キモくない。キモくない。よし、行くぞ!」


 ボス部屋に入ると、ブラックエンペラーが出迎えた。ようは魔蟲サイズのゴキブリだ。

「いやああああああああああああーーーーーーーーーー!」

「ウォーター、フリーズ!!!」

逃げ惑いながら魔法を使ったせいで半分しか凍らなかった。

「ふ、フリーズ!」

完全に凍ったので、木っ端微塵にした。

「アクア・ボム!!」

「はぁもうやだ・・・」

「誰か癒しをください・・・」

「・・・後でいつもの森に行こっか・・・」


 受付の人に凍っている魔蟲を差し出す。

「すみません。これ生きてるんですけど、どうすればいいですか?虫が苦手なので私は何もできなくて・・・」

「す、すみません。私も無理なので解体班の方に回してください。解体班は男しかいないのでその中に虫が得意な人もいると思います」

「わかりました。ありがとうございます」

「あっそれと、隣の領地を荒らしていた賊がこちらに向かってきているので、近々大規模な討伐依頼が来るかもしれないので準備しておいた方がいいですよ」

「情報ありがとうございます」


 解体班に凍りついた魔蟲達を渡し、いつもの森に行くとすっかり仲良くなった癒しのホーンラビットが出迎えてくれた。

「はぁ。私には君たちが癒しだよ。テイマーじゃないけどテイムできないかなぁ・・・」

「でもテイマーになるには魔物の心が分かるスキルがないとできないんだよなぁ・・・」

「そういう魔法道具売ってないかなぁ。生活が便利になるだけの魔術具と違って自分の能力自体が向上する魔法道具は高いから買えないけど・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ