前向きに頑張る臆病な僕へ 序曲
~ずぶ濡れた金曜日~
目標に向かって努力する
時に人は、その行為を笑い飛ばす
無駄な努力だと、どうせ無理だと
そんな事、やってみなければわからないと君は言った
僕は君に何もしてやれない
だけど
ここで君の頑張りを見守る事はできる
諦めるな、君の頑張りは決して無駄にはならないさ
僕はここで君の姿を目に焼き付けよう
たとえ、途中で雨がふったとしても・・・
僕と君がずぶ濡れになった
とある曇った金曜日の話
~天邪鬼な僕へ~
子供な僕は
君を突き放したね
もう、かかわらないでくれと叫んだね
違うのさ
本当は違うのさ
でもね・・・でもね・・・
天邪鬼で強がりな僕は
ちっぽけなプライドのために
貴女というとても大切な者を遠ざけたのさ
~前向きに頑張る臆病な僕へ~
諦めない、諦めないと思い続けて
僕は貴女を追い続けた
でもね
貴女にふさわしい人が現れたら、僕はどうしたらいいんだろうね?
貴女の幸せのため、僕は身をひくよ
貴女の幸せが、僕の幸せだから
きっとそう言うだろう
上辺だけの、嘘っぱちさ・・・
そんなに僕は前向きじゃない・・・
そんなに僕は強くない・・・
臆病な僕は、貴女のためだけに
今を前向きに頑張っているのだろう
Fin