愛した貴女へ 序曲
~近くにいる貴女へ~
こんなに近いのに
こんなにも遠く感じる
こんなにもどかしい事があるだろうか?
手が届く所までいるのに
手を出す事ができない
貴女の目に
僕はもう写ってないのだろうか?
~カケタモノ~
貴女はいつか言ってたね
私はダメな女だって
いいところが一つもないダメな女だって
それでいいじゃないか
君は君だから
他人にあって君に無いものはたくさんあるかもしれない
でも、君にあって他人に無いものもたくさんあるだろう
そこがカケテイル貴女だから
僕はこんなにも愛したんだよ
~とてもとても悲しい話だけどとてもとても強くなれる話~
とてもとても悲しい
貴女を失ってしまった事が
とてもとても悲しい
貴女はもう、僕の前で微笑んではくれないんだね?
とてもとても悲しい
僕は、貴女にいくつの涙を流させたのだろう?
自分を責めないでと貴女は言ったけど・・・僕は・・・
とてもとても悲しい
僕はもう・・・貴女のそばにはいられないんだね?
でも・・・でも・・・
そんな貴女がいてくれたから、僕はこんなにも成長できた
貴女がいてくれたから、今の僕はいるんだ
とてもとても悲しい話
だけど
とてもとても強くなれる話
~暗闇の中での小さな奇跡~
暗い・・・
真っ暗闇・・・
自分が今、どこにいるのかすらわからないくらいの闇の中
どうにか抜け出したくて進んでも、何も見えなくて変わらない・・・
かといって進まなかったら、何も変わらない・・・
どっちにしたって何も変わらない・・・
ただ一つ言えるのは、自分はココがキライなんだ
だから、抜け出したくて・・・助け出してほしくて・・・
そんな時、貴女は現れた
それは小さな奇跡
真っ暗闇の、地獄のような所で
貴女はそっと手を差し伸べてくれた
それは小さな奇跡
僕は暗闇の中
小さいけど暖かい
光を見つけれた
Fin