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第6話
送還用の魔法の光に包まれた太陽を、コヨミ達は見送る。
自分達が生きた証を最後に託すことができた。その奇跡に感謝しながら。
「さようなら私達の小さな勇者様」
怪訝な顔をする太陽をコヨミ達は最後まで見届けた。
それから数時間後。
ガーデニアの世界は消滅した。
その世界に住む何万人もの人々と共に。
彼女達の生きた全てが、なかったことになった。
しかし破滅を前にして決意を固めていたコヨミ達はまだ知らない。
その全てが、再びなかった事になる日が来る事を。
滅びたはずの世界と、自分達が救われる日が来る事を。




