行方不明
視点変更。読み進めてえっ?ってなる人のために一応
魔法陣を抜ける。そこにはたくさんの魔石が落ちてる。こんなにたくさん殺しちゃったんだ……私には無理。だってやることは凶悪でも、見た目は動物園にいる動物と変わらないんd__
「キシャァァァ!」
きも。
ピシュッ!
ぐさっ!
「キシェェェェ__」
どさっ!
ふう、ミミズ型のモンスターなら一切罪悪感はないかな。って、思ってたら、 残りのメンバーも到着した。
「中村くん!斉藤くん!ゆうや!私たちも加勢するね!」
「ありがとう!でももうあと二匹だから大丈夫!《天剣・壱〜光穿〜》!」
「「キシェェェェ__」」
あっという間に倒してしまった。そして全員が集まってない?
「ゆうやはどこ?」
「え?お前らときたんじゃねーの?」
斉藤くんが言う。
「ゆうや、斉藤くん達が行ったあと10分後くらいに入って行ったよ。」
「「は?」」
「「「え?」」」
「「「「「「え((は))ーーーーーーー⁉︎」」」」」」
「あいつどこ行ったんだ?」
恭介くんの質問には誰も答えられない。あれ?でももしかしたら…
「ゆうやが、街で、迷ったのと、関係があるのかな?」
「可能性は高そうだな。あいつ方向音痴じゃなかったはずだから…」
「恭介くんの言う通りだよ!ゆうや迷子になるような子じゃないもん!」
じゃあ、何か原因があるのかな?いつもの練習には遅れてなかったし、じゃあ…
「!俺がもらった、神から賜ったとかマーレンさんが言ってた魔法袋が原因かもしれない。神様に化けた魔族がこれをマーレンさんに渡して、俺たちに渡させたとしたら本当の狙いはゆうやじゃなくて俺だったんじゃないか?魔族が俺を亡き者にするためにわざわざ渡したとか。その上で階層の移動の魔法陣に何らかの加工をしておけば。俺が使おうと思ってたけど、実際はゆうやの方が鍛治関係のトンカチとか砥石とか色々持ってて大変そうだと思って渡したやつ。俺があのとき中を確認していれば…」
「いや、神官の人が意気揚々と渡してきてたじゃん。それを疑うことができなかったのは責められることじゃないよ……」
あの二人は原因に興味があるみたいだけど
「そんなことよりも!ゆうやがどこに行ったのか考えないと!」
「そ、そうだな…。何でこうなったかは後で考えればいい。」
「とりあえず、騎士団の人に報告はしておこう。捜索してくれるだろうし、もしかしたら場所を知っているかもしれない。」
そういえば、騎士団の人が陰から見守ってくれてるのは忘れてた!とにかく聞いてみよう。と思ったらもう中村くんが
「すみません!騎士団の方!少々よろしいでしょうか?」
「どうした?」
よかった。団長さんが出てきてくれた。
「ゆうやの場所知りませんか?」
「ん?すまない。彼がいないのか?」
「はい。この層に来た時にはもういなくて…」
「少し待ってろ!上のやつに確認してくる。」
頼むから私の前からいなくならないでよ。ゆうや…