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チートがチートだった

 朝、目が覚める。

「めっちゃよく寝た…」

 あ、あれ忘れてた。もう一回やる

「…知らない天井だ」

 もう一度目が覚めるフリをする。やって見たかったとはいえ見えたのは天井じゃなくて上のベッドの底だった。チクショウ。

 まるで子供だな。そうおもいながらも精神的にはスキップしたい気分だ。ここまで少年の心が残ってたのは自分でも意外だ。

「というかふっかふかの布団だな。元の世界に戻れるとしてもこれだけは持って帰りたい」

 そう言いつつもこのままではいけない。とりあえず現状把握しなければ

「昨日はステータスが見れたし…《鑑定》」

 うわ、出来たよ…ふっかふかのお布団って鑑定されたよ。品質Aだってよ。

「とりあえず腹が減った。アイテムで食べられそうなもんあったかな」

 持ってるアイテムの確認もかねて探してみる。おにぎりとかジュースとか普通にあるな。

 【ソウル・ファンタジー】はVRでもなんでもなく普通のゲームだ。だからHPやMPアイテムの種類が豊富でもボタン操作なんだが…

「冷静に考えるとボタンに登録して押すだけで回復するのはわかるが回復の為に戦闘中に飯食ってるのか」

 ちなみにおにぎりよりラーメンのほうが体力が回復する。うんゲームだな。ご飯単品はなかったのでおにぎりとコンソメスープにする。主食系が体力回復でスープ系が魔力回復だが副食がないな…今度考えなければ

「ごちそうさまでした。」

 さて、チート関連は昨日使ったから確認したいがその前にステータスの再確認だ。

「《ステータス・オープン》」


【ステータス】

名前:NoName

種族:ヒューマン

性別:男

職業:-

Lv:710

HP:2000/2000

MP:5000/5000

状態:正常

筋力:99

技量:99

耐久:99

敏捷:99

魔力:99

幸運:99

スキル:【チートツール】

称号:【異世界転移者】【到達者】【幸運者】


 ほうほう、これまたテンプレな。あれ?鑑定がないな…よし、おもうだけで使えるっぽいな。着てる服を意識してみたら普通に鑑定できたわ。えーっとスキルと称号にも使えるかな?


【チートツール】

縺薙?繧ケ繧ュ繝ォ縺ッ縺薙?荳也阜縺ョ繧ゅ?縺ァ縺ッ縺ェ縺??ゆク也阜繧呈嶌縺肴鋤縺亥」翫☆縺薙→縺吶i縺ァ縺阪k

【異世界転移者】

異世界から迷い込んだ者

【到達者】

人類の限界に到達した者

【幸運者】

この称号を持つ者は幸運に補正がかかる



 あれ?あんまりわかんないぞこれ?しかも【チートツール】に関しては文字化けしてやがる…いや、鑑定使えたのにスキルに鑑定がないってどういうことだ?

「考えられるのは【チートツール】のせいか」

 おそらくだが複数のスキルを内包しているタイプのスキルだ。ゲームのときもアイテムにカーソル合わせれば説明見れたし仕様なのかな?

「もしかしてチートコードが使えるのもこのスキルのせいか?」

 【幸運者】はむしろ幸運が99になったので逆説的に付与されたと考えていいだろう。【到達者】の説明をみるに上限は99のはずだからな。他に原因がないだろう。


 外に出て魔物除けのアイテムを撒いておく。ポーションタイプの効果強めのやつを選んでおいた。

「まずは実験その1」

 アイテム増殖チートをONにして近くにあった石ころをアイテムボックスにしまう。

「99個になったか」

 適用されてるみたいだな。一つ取り出してみるが一瞬98個になったがすぐに99個に表記が戻ってしまった。

「これもゲームと同じか」

 今とりだした石ころを再びアイテムボックスに収めると別枠で99個出来る。

「これはヤバイ」

 だがにやけてしまう。これはチートすぎる!アイテムボックスに空きはあるので(というかチートで容量無限に設定してある)フォルダ管理のMODを使っていらないものフォルダを作りそこに入れておく。ゲームでは捨てると売るの選択肢しかなかったからこういう時は困るな

「まあ何かに使えるだろう。タブン」

「次、実験その2」

 近くの木に向かって魔法を放つ。とりあえず石を生成して撃つ。

「めっちゃファンタジーやん。イメージで威力の調整出来たぞ」

 もちろんゲームでは使う魔法を指定したらボタン操作なのでそんな調整は出来ない。というか昨日土壁作ってましたね。そういえばそんな魔法ゲームにないわ。その後も回復魔法も試したがこれも成功した。蟻さんの犠牲により部位欠損や蘇生も可能と判明した。ごめんね?

「実験3!」

 予定はなかったがいま思いついたので実験。さっきから魔法を使ってるのに疲れる気配がなかったのでチートコードを確認したら体力と魔力が減らないチートがONになったままだった。なら無敵化チートも使えるのか?

「おお、剣で切れない。オリハルコン製なんだが」

 息も止めてみたが苦しくならないので恐らく溺れることもないのだろう。危機感を持つために普段はOFFにしておく。奇襲されても対処は可能だろうしむしろ怪我をしなかったところを誰かに見られる方がマズイ気がする。

 その後、周りに被害を出さない程度に実験を重ねゲームと同じ感覚でチートツールが有効になっていること。魔法の自由度がかなり高くなっていることがわかった。

「ちょっと危険かもしれないが実験4に移行する」

 ちょっと真面目モードで。チートツールを起動。目当てのMODを探す。お、あったあった。

「さて、緊張するな」

 俺が使おうとしてるのは外見変更MODだ。普通ならキャラクター作成時にしかできないキャラメイクを後から変更できるMODだ。

「ちょうどゲームの頃に使ってたキャラデータがあるしこれベースにして痩せた感じにするか」

 問題は肉体変化に対する恐怖だ。痛かったらヤダなぁ

「ええい男は度胸!逝くぞ!!」

 …

 ……

 あれ?痛くない?うわ、腹筋割れてきてる。ゆっくり変化していってるの怖すぎる

「ふぅ、安心したらトイレ行きたくなってきた。変化が終わったら行くか」






 メーデーメーデ―!緊急事態だ!!パンツが固定されてて脱げない!!うおおおおパンツ脱がすMODはどこだ!?これか!よしオッケィ!!ふぅ間に合った…イチモツは元のままだな。ゲームだとツルッツルで存在してないんだが。つーことは本来の身体の外見が変化しただけか?DNA的にどうなってるんだろう……よし、あとでちょっとサイズ大きくしておこう。

AGIを作るかどうかでめっちゃ迷ったのは内緒。

そこまで細かく計算してないのでいろいろツッコミがあるかもしれない

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