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抑うつリアリズム

抑うつリアリズム仮説というものがある。


抑うつ状態にある人の方が 正しい認識ができるという仮説である。

最近この言葉を知った。

近年はありがたいことにインターネットで様々な文献を読むことができる。

医者の方の書いた文章や大学の研究論文なども読んでみた。

読んだ限り理解できたことは、 どちらにも共通するのは 、

軽い抑うつ状態の場合には、正しい認識ができるのではないかということである。


なぜこんなことに興味を持ったのかといえば、

僕自身そのような体験があるからだ。


中学校の時に社会不安で対人恐怖症になり、

お腹の調子がいつも悪く授業を受けていられなかった。

赤面恐怖症もあった。


家にあった仏壇をご先祖様に祈り、一生懸命拝んでみたりいろんな努力をしてみた。

しかし一向に良くならなかった。

高校を中退した後はでも学校に通った後、社会に出たが、生活に苦労した。

キリスト教徒にもなり洗礼も受け、お祈りもしてみたがやはり生活は苦しかった。


あるとき、それまで信じていたものに疑問を感じるようになった。


サマセット・モームが子供の時、牧師をしていた叔父に相談をした時、もっと祈りなさいと言われたことで信仰心を捨ててしまったと言うことを想起させる。


抑うつリアリズムの実験の話では、 被験者が押したボタンの行為とは関わりなく点滅するランプの話があるが、 ポジティブに考える被験者たちは自分たちがボタンを押したためにランプがついたと考える割合が多かったらしい。

一方の抑うつリアリズムの被験者たちは正しい判断を行なう傾向が高いともいう。


太平洋戦争に関して言えば抑うつリアリズムの人達の方が正しかっただろう。


現実を正しく認識し妄想のない思考に到達した人々の話がある。


一人はブッダであり、迷信や妄想を一切排除しあるがままを見据えた。


もう一つは聖書の伝道者の書というものがあり、「空の空、一切は空の空。」と書かれている。


抑うつリアリズムの考え方になると妄想や空想というものには一切関わりたくなくなる。

あの世に行けば天国があるとか、一生懸命祈ることで夢が叶えられると言った類である。


太平洋戦争の時にアメリカ軍の船に乗っていた人々が神風攻撃の特攻を受けて、「あるものは泣き、あるものは祈り、 あるものは機関銃を撃ちまくっていた。」というのを読んだことがある。


僕の想像では、もし3人とも生き残っていたとしたら。

お祈りをしていた人はこう言うだろう。

「私の祈りで3人とも生き残った。」







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