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恋する乙女と百人一首  作者: 蒼奏
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かるたはお遊び

 お久しぶりです。蒼奏です。

 今回の作品は書くのに時間がかかりました。

 少し読みにくいところも多いかもしれません。

 でも僕の中では面白い作品だと信じています。

 それではどうぞ。

 「きみがため 春の野に出でて 若菜つむ~」

 今、私たちがいる場所は高丘高校のグラウンドから300メートルほど離れた武道館である。

 「きーちゃん。影沢先輩見つけた?」

 「ううん。まだ見つけてないよ。」

 今ここで1つ話しておかなければならないことがある。

 私にとっての百人一首部というものは部員が足りないがために部員集めに必死になっている、いわば同好会のようなものだった。

 しかし今、私の目の前に広がる景色は違う。

 ざっと見た感じ青ネーム(2年生)だけで20人から30人くらいの人数がそれぞれの試合をしている。

 「ゆーちゃん。なんか部員多くない?」

 「きーちゃん何言ってるの?ここ一応高丘高校だよ。」

 「高丘高校だと何かあるの?」

 「きーちゃん何も知らずにこの学校入ったんだね。」

 「どうゆうこと?」

 「ここ高丘高校の百人一首部は高丘高校の創立以来ずっとあるとても伝統ある部活で、全国大会にも28年連続で出場しているかるた強豪校だよ。」

 「そんなにすごいの?」

 「部員だって70人超えてるんだよ。」

 「でも全国大会って言ったって所詮かるたでしょ。遊びじゃん。」

 「おい。お前ら。そこで何やってるんだ。」

 あっ。

 バレた。

 「とりあえず中入れ。」

 どうしようバレちゃった。

 一生恨むからなゆーちゃん。

 「君さっきなんて言った?」

 「私ですか?」

 「うん。君。聞き間違いなら悪いんだけどかるたを遊びって言わなかった?」

 「はい…言いました。」

 「じゃあ罰として今からする試合をそこで見ててね。」

 「えっ。見学って明日からじゃないんですか?」

 「何か勘違いしてない?」

 「えっ?」

 「今から君にそこでしてもらうのは見学じゃなくて二度とかるたを遊びだといえなくすることだけど。わかってる?」

 「ええっ?」

 「いいから黙ってみてて。」

 今、自分が起きている状況がいまいち理解できない。

 要するにかるたを遊びじゃないって言わせたいのかな?

 所詮かるたなのに。

 頭のいい高校ってやっぱり変人多いわ。

 などと、どうでもいいことを考えているうちに試合が始まった。

 「難波づに 咲くやこの花 冬ごもり~」

 あーもーわけわかんないことになってる。

 皆さんごめんなさい。

 謝るから早く返してー。

 「今をはるべと 咲くやこの花~」

 すると突然先輩たちの姿勢が変わり、

 「sバーンみのえの~」

 ん?何が起こった?

 「ひとめよくらむ~ なげkバーンつつ~」

 あれ?かるたってこんなんだっけ?

 私が毎年お正月にやるかるた。

 毎年私が一番多く取って勝つ楽しい遊び。

 「バーン」

 楽しい遊び…

 「ババーン」

 遊…

 「バババーン」

 違う。

 かるたは遊びじゃない。

 かるたは正真正銘の

 「パーン」

 スポーツだ。

 皆さんいかかだったでしょうか?

 読みにくかっただって?

 そんなこと言わないでください(´;ω;`)

 次回ちゃんと挽回します。

 それではまた。

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