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「オトシモノ」  作者: 葉月 晶
二日目
14/46

必需品だけでいいんですけど

 必需品だけでいいんですけれど……。

 私は心の中で先輩に何回もツッコミをいれていただろう?


 先輩がこんなにショッピングにこだわりを持っているとは思っていなかった、知っていたら私は買物に行くことを断固拒否したと思う。


 私の買い物計画はショッピングセンター内で簡単に済ませる予定だった。


 だけど先輩は迷わず高級デパートへ向かった。 

 そしてハブラシだけではなく洋服だけでもワンピース、Tシャツやブラウス、スカートにスキニージーンズ……。しかも全て店員さんと先輩が相談して決める、試着のチェックまでするのに値札はノーチェックのままカードでお支払い。

 

 他にも靴もバッグも帽子まで先輩のコーディネートでバンバンお買い上げ、まるでプリティーウーマンの買い物シーンのようだった。唯一先輩の意見でなく自分の意見で買えたのはランジェリー類とアメニティグッズだけかもしれない……。


 自分では選ばないような洋服も先輩のコーディネートにかかると……。

 鏡の前には新しい自分がいた。

 先輩ってセンスあるんだって少しだけ見直す。


 そんなこんなで気がつくともう午後二時!

 簡単に終わるはずのショッピングに、なんと四時間もかけていたのだった。

 

 そりゃあ疲れるはずだ……。


 フィッテングルームを借りて急いで新しい洋服に着替え、制服と荷物はコインロッカーに預ける。

 そしてかなり遅めのランチタイムに。 

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