赤ウインナーの味は思い出補正
小学生のころ、遠足などに持たされるお弁当の具はほぼ定番で決まったものでした。
母親もその方が楽で良かったのでしょう、あまり変わることはなかったのです。
そのおかずとは玉子焼き、ちくわを醤油で炒めたもの、赤ウインナーでした。
今思えば野菜がないな。
そう言えば子供のころ、生野菜はあまり出なかったな。
生トマトぐらいかな。
で、本題の赤ウインナーです。シャウエッセンなどの本格的なウインナーがでてきてからめっきり影が薄くなりましたが、昔はウインナーといえばこの赤ウインナーでした。
ドラマ「深夜食堂」でも赤ウインナーのエピソードが印象深いですね。
ある一定の年代の人間にとって赤ウインナーとは思い出深い品なのかもしれません。たまに無性にたべたくなるのです。
フライパンに油を多めにひき、そこに赤ウインナーを入れます。いあゆる揚げ焼きに近い状態ですね。少し焦げ目がつくまで焼きます。器用なひとはタコさんやカニさんにするのもいいでしょう。かわいい形にしやすいのが赤ウインナーのいいところです。
つけるのはケチャップ、マヨネーズ、ウスターソースなどなど。そのままでもけっこういけます。
懐かしい味に感慨深くなりますね。
そして思うのです。
赤ウインナーは思い出補正されて美味しく感じるのであって、本当に美味しいのはシャウエッセンだと。