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丸い食卓  作者: さぎのもりまさゆき
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妖怪の定義④

二人以上の人間が共通の認識をもつことというのが、妖怪の条件と以前書きましたが、今度はその条件にともない妖怪を進化まはた変化させたいと思います。

今回は二匹、いや二人の妖怪に焦点をあてたいと思います。

もしこのエッセイを読んでいただき、共感してもらえれば晴れてその妖怪は変化もしくは進化できます。


まず一人は豆腐小僧です。

豆腐を持つだけのかわいらしい妖怪です。

江戸時代はマスコット的な存在であったようです。

豆腐の腐の字を一文字かえ、豆富小僧に変えたいと思います。

豆富小僧が家にとりつけばその住人は女性は絹ごし豆腐のようなきめのこまやかな肌になり、美人となります。

男性は健康でスマートな体を手に入れることができます。

豆腐いや豆富小僧が司る健康の力のおかげです。

家にいてもらうにはたった一つのルールを守るだけです。

それは食事の時にいただきます、ご馳走さまをいうことです。

食事を作ってくれた人、食材の生産者、命を分け与えてくれた動物植物などへの感謝の気持ちがあれば豆富小僧はその家にとりついてくれます。

逆に忘れると豆富小僧はその家を去り、不健康となります。


次の一人は垢なめです。

風呂を汚くしていると垢をなめにくる気持ち悪い妖怪です。

風呂にはいらずに不潔にしている男性の前に彼女はあらわれます。そう女性化させます。

髪の毛は赤色、それはそれは端正な顔立ちの美人です。ただ口をあけると長い下がべろりとのぞきます。顎先をこえるほど長い舌です。

その舌で体を舐められます。

たいそう気持ちいいのですが、とりつかれると部屋から出ることができなくなります。

とりつかれ、快楽に溺れる前にお風呂に入り、体をきっちりと洗いましょう。

垢なめ女は清潔な人をみるとさっていきます。


いかがでしょうか。一人でもそんな妖怪もいてもいいじゃないと思ってもらえれば妖怪変化できますね。


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