そう言えば主人公の容姿の説明はしてなかった気が…主人公は目と眉毛の間が近くて茶髪で前髪を上げていてサイドを刈り上げていて片耳にピアスをしています。L◯H系の男前です。
…行くぜ!!」
とは言ったものの、侍とタイマンなんて張った事ない俺はどう闘うべきかわからない。
「(とりあえずだ。まずはダッシュで近づいて直前でスライディングだな!よし。)」
俺は今思った事をそのまま行動に移し、見事スライディングを決めて人斬りからダウンを奪った。
「…っ!何だその動きは!」
「これが現代人が研究した喧嘩殺法よ!!(よし、次は素早く立ち上がってかかと落とし!)」
素早く立ち上がりかかと落とし発動!のところまでは成功したが、相手も相当場数を踏んでいるのかすごい瞬発力で左手に持った脇差しを逆手に持ち替えこれを弾いた。
「ぐわっ!早えっ!!」
「次は俺の番だ。」
そう言うと人斬りは逆手に持ち替えた脇差しを地面について立ち上がり、下段から右手の刀を振り上げた。俺はそいつを腕にかすってしまったがもろにくらうのは避けれた。
「痛ってえ…。てか危ねえなぁ。ナイフ持ったチンピラとは散々やり合ってきたが、訳がちげえな。」
「四の五の言わずかかってこい!」
人斬りは右手の刀で左胸を突いてこようとしたが、俺は回し蹴りでそれを払った。
「あー、それなら余裕でかわせるぜ!」
「…甘いな。」
人斬りはそのまま回転しつつ次は逆手で持った脇差しをまた持ち替え左斜め上から振り下ろした。
「うぉっ、まじかよ!…とりぁっ!!」
俺は回し蹴りをかまし終えた体勢から振り下ろしてきた脇差しを裏拳で防いだ。
「貴様…現代人の割にはなかなか鍛えているな。だが…」
次の瞬間、人斬りは裏拳を肘打ちで払い飛び上がって脇差しを俺の左足に向かって投げ飛ばし、右手に持っていた刀を両手で持ち刀を振り下ろしてきた。
俺は投げてきた脇差しは避ける事ができず左足に刺さってしまった。
「ぐっ!やべぇ、動けねえ!」
俺は片足を地面についてしまった。
「あー、もう!テレビでしか見た事ねえけどこれだ!!」
秘技・真剣白羽取り!!
見事成功し、人斬りの一刀を防いだ。
「むっ、馬鹿な!こんな刀の扱いもわからなそうな男に俺の全力の一刀を。…俺の一刀を素手で受け止める事ができる奴など、かつての我が師…ぐぅっっ…!!」
突然右の方から数十センチはある石がすごい勢いで飛んできて、人斬りの顎辺りに命中。人斬りは気を失った。
「なっ!なんだ!?…おい、遥!!邪魔すんなって言ったろ!!確かに今ちょっとやられそうだったけどよ。」
「いや違う、私ではない。奴がやった。」
遥は15メートル程先を指さした。そこには綺麗な青い瞳と金髪の若干毛先を巻いている白人の美女が立っていた。
「ワタシ、ニホンハジュウトウホウゼッタイダメッテキイテマシタ!ワルイヒト、ワタシガイタイメ二アワセルデス!!」