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友紀は運命だと思った。千尋は…。これは恋なの?二人のいびつな恋の物語。
~ いびつな出逢い~
6月にしては暑い夜だった。
友紀は仕事を終え、重い気持ちと体をぶら下げ、街にいた。 時間は、とうに深い時間を過ぎていた。 人通りのない街の片隅に、携帯電話を片手に、しゃがみこむ女性が目に入った。
ぼんやり眺めていると、ふらっと立ち上がり、歩き出した。 しばらく歩くと、自動販売機の前でしゃがみこんだ。
酔っている様だ。友紀は自動販売機で水を買い、彼女に差し出した。
「酔いを覚まして、早く帰りな。」
友紀の言葉に、彼女は顔を上げ、微笑んだ。 ドキッ!とした。
あどけない、
屈託のない素敵な笑顔であった。
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親愛なるあなたへ
今日は何してた?
誰と会った?
いっぱい笑った?
明日も元気で…。