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Skills Cross ~Another Life~  作者: 敷儀式四季
間之スポ編
64/144

~愛情決闘開始!!~

更新遅れました……。


後、しばらくこれから更新ペースが遅れます。

「もう立てるだろ」

「……ばれちゃった?」

 白道は、ゆっくりと叶を地面に降ろす。


 そして、樹野の方を向いた。


「少年、随分と大層な口を叩いてくれるなぁ!! その言葉がどれだけ重いかちゃんと分かってんのかぁ!!」


 白道は、樹野と同じように覚悟を身に纏う。


「当たり前です。男が、決闘を申し込んだんですから。ここであなたの気迫にびびって逃げ出すような真似はしませんよ」

 樹野も平然とその覚悟を受け流すように立つ。


「そうか。ならかかって来いよ。才能でも何でも使ってなぁ。心配するな、殺しやしねぇよぉ」

 白道はそう言って構える。

 おそらく最後の一言は叶に言ったのだろう。


「いや、樹野君の才能を舐めないほうが良いと思うよ……」

 その声が白道に聞こえるか聞こえないかの刹那、樹野が動く。


「“遠当破撃(アウェイハンター)”」

 樹野はその場で何故か掌底突きを打つ。


「何をしてぶっ!?」

 最後の一言を言い終わる前に、白道が仰け反った。


 白道は顔面を押さえて、少しよろめく。


「一体何をしやがった……?」

 疑問に思っている間に、樹野はその場でまた動く。


 樹野はその場で回し蹴りを放つ。


 そうすると、また白道が()()()()()()()()()()のようによろめいた。


「意外に丈夫ですねっ!!」

「っつ畜生、白眼視が使えりゃ楽なんだけどなぁ……。何が起きてるんだぁ?」

 白道が樹野を睨むと、樹野はかかと落としを放っていた。


 その瞬間、右肩にずしりと重みが走る。


「……そりゃ、何だ? お前がそこでした攻撃が俺に何故か直撃するって才能かぁ?」

「まぁ、そんな所。詳しくは教えないけど」

「俺を舐めすぎだなぁ」

 ドン、と大きな音を立てて白道が突進してくる。


 その音に驚いて樹野が一瞬固まる。


「戦い慣れして無さすぎだなぁ。その程度で敵から目を逸らすとか、なぁ!!」

 白道は間を一瞬で詰め、樹野に近づくと右手で樹野の顔面を、左手で腹部を押すように突く。


「!?」

 その二撃で身体がくるりと半回転して、地面に叩きつけられる。


「面白い才能なのは認めるし、その覚悟も気に入ったぁ」

 地面に倒れている樹野を見下ろしながら白道は呟く。


「ただ、俺より弱いのが残念でままならねぇなぁ」

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