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Skills Cross ~Another Life~  作者: 敷儀式四季
間之スポ編
57/144

~四人の邂逅、それは変革。~

ふっかぁーーーつぅ!!!


活動報告にも書きましたが、テストが終了だよー!!


終わったことは気にしないぜぇ!!

 それから、何日か経ったある日のことだった。


「帰ったぜぇ、太陽。飯まだかぁ」

 白道が帰ってきた。


「俺はお前の女房じゃねぇっつの」

 と言いながらも、ちゃっかりご飯を作っている。


「マジでぇ?」

 これには白道も驚いた。


「別に、あれだ。ちょうど飯時だったんでな。お前のためなんかじゃない」

「今流行とかのツンデレってやつじゃねぇんだからよぉ」

 と言いつつも、食卓に着いた。


 すでに小さいほうの女の子は料理を待っていた。


 フォークを持って食事を待っている。


「あ、白道さんー」

「よぉ。……そういや嬢ちゃんの名前を聞いてないなぁ」


 名前を呼ぼうとして、まだ名前を聞いていないことに気づいた。


「……無いんです、名前が」

「はぁ?」

 言っている意味が分からなかった。


「記憶が、ぶっ飛んじゃってるんですよ。襲われているところは覚えてるけど、それより前が」

「……成程なぁ、済まなかった」

 そう会話していると、太陽と大きいほうの女の子が食事を運んできた。


 そして四人で食事。


「白道、結局どうだったんだ?」


 太陽が、白道が出かけてどうなったのかを聞いた。


「あぁ、何のことは無い。この国の戦乱に乗じて押し入った軍隊くずれのごろつき共だった。始末してきたぜぇ」

「え?」

 その言葉に太陽以外の二人の食事の手が止まる。


「そ、それって……?」

「ん? 言葉通りの意味だぜぇ? お前らの復讐を肩代わりしてやったってだけさぁ」


 何の意味も込めず、ただ淡々と言う。


「そ、そんな!? 相当な人数が居たはずよ!?」

「多分、お前ら二人が思ってるよりも俺達は滅茶苦茶強いと思うぜぇ?」

「自分で言うのもなんだがな」

 太陽もあわせる。


「だから、お前ら二人は平和に生きると良い。復讐なんてろくな事が無い」

「おいこら太陽。良いセリフだけもって行きやがったな!」

 二人は食事しながら話していた。


「本当、だっていうの……」

 お姉ちゃんのほうが呟いた。


 それから少し間を置いて、ねぇ、と話しかけた。


「何だ?」


「私を、あなたたちの仲間にして」

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