~四人の邂逅、それは変革。~
ふっかぁーーーつぅ!!!
活動報告にも書きましたが、テストが終了だよー!!
終わったことは気にしないぜぇ!!
それから、何日か経ったある日のことだった。
「帰ったぜぇ、太陽。飯まだかぁ」
白道が帰ってきた。
「俺はお前の女房じゃねぇっつの」
と言いながらも、ちゃっかりご飯を作っている。
「マジでぇ?」
これには白道も驚いた。
「別に、あれだ。ちょうど飯時だったんでな。お前のためなんかじゃない」
「今流行とかのツンデレってやつじゃねぇんだからよぉ」
と言いつつも、食卓に着いた。
すでに小さいほうの女の子は料理を待っていた。
フォークを持って食事を待っている。
「あ、白道さんー」
「よぉ。……そういや嬢ちゃんの名前を聞いてないなぁ」
名前を呼ぼうとして、まだ名前を聞いていないことに気づいた。
「……無いんです、名前が」
「はぁ?」
言っている意味が分からなかった。
「記憶が、ぶっ飛んじゃってるんですよ。襲われているところは覚えてるけど、それより前が」
「……成程なぁ、済まなかった」
そう会話していると、太陽と大きいほうの女の子が食事を運んできた。
そして四人で食事。
「白道、結局どうだったんだ?」
太陽が、白道が出かけてどうなったのかを聞いた。
「あぁ、何のことは無い。この国の戦乱に乗じて押し入った軍隊くずれのごろつき共だった。始末してきたぜぇ」
「え?」
その言葉に太陽以外の二人の食事の手が止まる。
「そ、それって……?」
「ん? 言葉通りの意味だぜぇ? お前らの復讐を肩代わりしてやったってだけさぁ」
何の意味も込めず、ただ淡々と言う。
「そ、そんな!? 相当な人数が居たはずよ!?」
「多分、お前ら二人が思ってるよりも俺達は滅茶苦茶強いと思うぜぇ?」
「自分で言うのもなんだがな」
太陽もあわせる。
「だから、お前ら二人は平和に生きると良い。復讐なんてろくな事が無い」
「おいこら太陽。良いセリフだけもって行きやがったな!」
二人は食事しながら話していた。
「本当、だっていうの……」
お姉ちゃんのほうが呟いた。
それから少し間を置いて、ねぇ、と話しかけた。
「何だ?」
「私を、あなたたちの仲間にして」