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Skills Cross ~Another Life~  作者: 敷儀式四季
桜の強さ。
2/144

~桜の強さの秘密。~ (1)

では、今回からあの桜の秘密を!!


という訳で、どうぞ!!

「では、SHRを始めちゃいます♪ ん? 篠崎さんはどうしたんですか?」

 2-Aでは、SHRショートホームルームを始めていた。

 富士叶はクラスを見渡すと、空席があるのに気がついた。

 そこは篠崎の席だった。


「篠崎は気分が悪いとかで休みみたいですよ」

 紅は事情を知っていたようで、説明した。


「そうですか……。大変ですね」

 叶先生はそこまで言うと、たわいもない話を終了させた。


「篠崎さんはあの事件の途中からずっと気分が悪そうでしたね。大丈夫でしょうか」

 休み時間、相馬が紅に聞いた。


「じゃあ、今日お見舞いにでも行きましょうか?」

 紅は相馬にそう提案した、はずだった。


「心配だな、俺も行こう」

「じゃ、俺も行くじゃん」

「紫瀬が行くならー、行くー」

 その話に赤井と染山と十島が急に乗っかってきた。


「うわっ! びっくりするわね。急に話に入ってこないでよ……」

 横槍のような声に紅は少し驚いていた。


「別に楽しいものではないと思いますが……。というか、こんな大人数でいいのでしょうか?」

「まぁ、大丈夫じゃないかしら」

 紅は一応OKを出した。


 そして昼休み。

 赤井、紅、染山、十島、藤崎、天音、相馬が集まって食堂で食べていた。


「毎回思うけど、染山君はよく食べるよね……」

 紅が観ているのは染山の弁当。

 それは重箱のような大きさで三段あった――――――――ってこれ重箱じゃん!!


「ん? すごい腹減るんでな」

「多分ー、紫瀬の才能のせいー」

 染山の才能“体温自在カロリーコントロール”はその名の通りカロリーを消費するのだ。

 その才能の影響も大きいのかもしれない。


「うらやましい才能ね……」

「何か言ったか、紅?」

「何でもないわよ」

 紅が何かをボソッと呟いた気がするが、教えてくれなかった。


「ところで紅さん、質問があるじゃん」

 染山が弁当をがつがつと食べながら紅に質問してきた。


「どうしてお兄さん、桜さんはあんなに強いじゃん?」

『確かに!!』

 ここの男子の声が一つになった。


 桜さんはなんというか、チートみたいな。

 ありえない強さだよね、あれ。


「なんでって言われたら、私のおじいちゃんが関係してるのかな……」

 紅は昔を思い出すように説明を始めた。

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