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堕天使受肉体愛好家の『A』  作者: 瀬良浩介


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01

短中編「堕天使受肉体愛好家の『A』」

毎日2エピソードずつ鋭意連載中!

 俺は女性が堕落していく様を見ると興奮する。


 こう書くと必ず勘違いされるので誤解を受けないよう補足しておくが、俺は哀しいことにガチ童貞の妄想多めDKだ。なに、男子高校生をDKなんて略さないって?だったらKDDI(クソ男子高校生童貞陰キャ)でも何でもいい。

 ただ自慢じゃないが、男女に関する古文書に記された古式ゆかしい記述法に(のっと)れば、信じ難いことにAまでは経験済みである。が、どうしてもBCに発展できない切実な理由があって、そこらへんはおいおい説明していく。

 ABCが何を表す暗号なのかは辞書でも引くか、お父さんお母さんに聞いておいて欲しい。


 興奮の話に戻る。これについては完全に俺の私見と性癖に関する事なので、俺自身が語るほかない。ただ、眉をひそめるような内容になるのは間違いないから、苦手な方は読み飛ばしていただいて構わない。

 こいつは女性が堕落していくのが好きなんだな、とだけ認識しておいて欲しい。

 堕落した女性、ではない。あくまで堕落していく様、特に堕ちたその瞬間に興奮を覚えるという点が肝要だ。


 さてまず私見を述べる。女性には神性が宿っているという主張をお聞きいただきたい。


 ヒトはまず女性として母の胎内に宿り、そのまま出産されれば女性、男性に分化したなら男性として生を受ける。

 男性とは、ヒトが子孫を残すためやむを得ず性分化した際、余分なものを付け足された言わば蛇足の存在だ。

 ちょっと考えてみて欲しい。もしヒトが単為生殖できる生物だったら、どんな姿をしていると思う?むろんベースは女性だろう。つまり、生物として完璧な姿形はメスなのだ。

 だからこそ、女性にはヒトとしての美が集約されている。美という言葉は女性のために用意されたものと言って過言ではない。

 芸術家が描く男性像に美を感じるという意見もあるが、それは「力」の表出であって美とは違うと主張したい。

 神がその似姿としてヒトを作られたのであれば、神は女性の姿をしているはずだ。これは男性にとっては耐えがたい屈辱であろう。

 (しか)して、男性は女性の美に、歴史の遥か彼方より嫉妬し続けてきた。男は女より強いとうそぶき、守ってやっているのだからと力で組み伏した。そうすることで女性の美、神の寵愛を自らのものにしたと錯覚してきたのだ。


 どうにも語り出すと止まらなくなってしまうので、ここらへんにして堕落の話へ戻らなくてはならない。

 つまり、だ。美の集合体である女性が、その神性を手放した瞬間こそ、ヒトの堕落と称するに相応しいのだ。

 俺はその瞬間を目撃すると、ヒトが楽園を追放される原因となった原罪、知恵の実をイブが頬張った瞬間と重なって、最高のカタルシスが血液奔流となって下半身へと押し寄せる。

 しかもその堕落が、俺自身が引き金となって起きたのだとしたら尚のことだ。そのときは奔流が出口を求めて圧を高めるのを抑えられなくなるだろう。

 その(ほとばし)る熱い熱情を、堕落した女性の神なる内に注ぎ込めたら。それは願って止まないことだが、この現実世界では不可能だ。ここで冒頭に記した、BCに発展できない理由にやっと言及できる。いや語らずとも、賢明な読者諸氏ならもうお気づきかも知れない。

 別に気取って書くほどの事でもない。俺の言う堕落とは、『堕天』のことである。

 西洋に遅れること数百年、文明開化によって西洋の知がもたらされ、明治の日本でようやく女子の天使教育が始まったのは歴史が語る通りなので、ここで俺が天使教育について活字のインクを無駄にすることはないだろう。


 これから俺が語るのは、ある事件をきっかけに始まった特殊な性癖と天使にまつわる話だ。

02 へつづく


※タイトルの『A』には3つの意味が?!

このトリプルミーニングに気づいた人は、ぜひコメントしてね!


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