第4話(一章①) ステータス。
「ねぇリン、今、STRどれくらい上げてる?」
「???すとれんじ?なにそれ?美味しいの?」
「え?STRだよ、ステータスの」
「すとれんじ…… ホントに、聞いたことない単語だな…………」
「…………もしかしてリン…… ステータス、上げてない……!?」
──────…………
「へー…… そんな機能あったんだ」
どうやら、ステータスを自分の好きなように割り振ることができるらしい。これをしないとどれだけLvを上げてもステータスは上がらないままだそうだ。
「逆に聞くけどさ…… なんで二ヶ月やってるのに気づかないの???」
「ずっとモンスターを狩ってるだけだったので!!!」
「二ヶ月やってて気づかないことある???」
「ずっとモンスターを狩ってるだけだったので!!!」
「あぁ…… それで押し通すんだね……」
────……
それから十分後…… 悩みに悩み、ステータスを振った。
「えぇ…… AGI極振り……?」
AGIとは素早さのことだ。つまり私は、超速いってことだ。
「十分悩んでそれ……?リンがいいならいいんだけど……」
「よーーし!早速試しにいこう!!!」
────……
私達は、AGI極振りを試しに平原に来た。
「……えい!やぁ!とう!」
「……これが、AGI極振り…!」
今までとは段違いの速さだ。
「……それが、リンの武器になるかも。超素速く動けば、相手もビビるだろうし」
「……レイ、まさかPKするつもり……?」
「……冗談だよ」
「なんか間があったよ!?」
「……でも、いつかギルドバトルとかにも出てみたいなぁ……」
「なんだっけそれ」
「ほら、月一で開催されてるやつ」
「あぁ〜…… あれか」
「……いつか出て、優勝したいね」
「……そうだね」
いつか二人で…… いや、ルナも一緒の三人で、いつか……
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・BALOにおけるステータス
BALOのステータス項目には、STR(攻撃力)、VIT(生命力)、DEF(防御力)、AGI(素早さ)、LUK(運)の五つの項目がある。
・極振り
一つのステータス項目に全振りすること。
・PK
プレイヤーキル。




