第3.5話 学校にて。
「あの…… 結月さん……」
「ん?にゃに〜…?」
「もしかしてなんだけど〜…… 結月さんって……BALO、やってる?」
ルナと遊んでいて、なんとなく思ったことがあった。ルナが、うちのクラスの『結月 明』さんに似ている気がする。
「やってるよ〜…。あ、もしかして〜…、切崎さんもやってる感じ〜…?」
「うん、『reyNyan.』ってプレイヤーネームで」
「…………え?……ホントに?」
「その反応…… やっぱり結月さんがルナなんだ」
「……ホントにレイにゃの……?」
「そのとーり。私が『reyNyan.』でーす」
「ということは〜… もしかして……」
「リンは凜華だよ〜」
最初BALOで出会ったときルナは「同年代な気がする」と言っていたが、ガチであった。しかもドンピシャで同じ学校、同じクラス。
「やっぱり〜………」
「逆に結月さんは、なんとなくでも気づいてなかったんだ」
「そりゃまぁ〜……… 聞いたことある声だなあとは思ったけどさ〜…。」
「そうなんだ……」
「「…………………………」」
…………気まずい。
「……ねぇ、結月さん。これからは『明』って呼んでもいいかな?」
「…………いいよ〜…。これからよろしく〜…。冷奈〜。」
「そういえば、雨宮さんは気づいてたの〜…?」
「凜華か…… 反応的には気づいてなかったっぽいけど……」
「そうなんだ〜…。」
「「…………………………」」
「……ねぇゆづ…明。今日、一緒に帰らない?確か、方向同じだったよね?」
「……いいよ〜…。」
──────…………
────……
その日は、明と一緒に帰った。ちなみにあの時、凜華は教室にいなかったので、ルナ=明であることを知らない。私と明だけの秘密というやつだろう。秘密にする理由は特にないのだが。




