第2話(序章②) 初心者二人。
スローライフ送りてぇ〜〜〜
「────スローライフを送りたかったのにーー!? なんで……よりによって………… うぅ……」
スローライフを送りたかったのに…… なんで剣士なの!?
……とは言っても、、、ランダムを選んだ自分の責任でもある。致し方なし…… 大切な職業選択を運否天賦にした罰なんだろうか。
「しょげてても仕方ない!モンスターを狩りに行こう!」
せっかく戦士になったんだ、モンスターを狩ってお金を稼ごう!
──────…………
「よーし!狩るぞーーー!」
私は平原に足を運んだ。弱いモンスターが多いからだ。
「ん?足元に何かいる?」
「ぷよっ、ぷよっ…」という鳴き声を発しながら、スライムが体当たりしていた。
「スライムだーー!かーわーいーいー! …うう、、、えいっ!」
少し惜しみつつも、スライムをぶった切った。可愛いとはいえ敵は敵。私の経験値とさせてもらおう。
「パンパカパーン!」という音とともに、〈レベルが上がりました Lv1→Lv2〉と書いてあるウィジェットが表示された。
「レベルが上がった!」
────────…………
──────……
私は夢中になり、気がついたら五時間ほどモンスターを狩り続けていた。
「はー…… ゲームって楽し〜〜!」
今まであまりゲームには触れてこなかったが、こうして集中してみると楽しかった。
「そろそろ今日はログアウトするか〜……」
──────………
────……
──…
「ふい〜〜…… 楽しかった〜〜〜!! …………ぐ〜〜……」
私は、興奮も冷めぬまま、眠りについた。
───────…………
それから一ヶ月だろうか、毎日モンスターを狩った。
「ふーーー…… ……そういえば、今どのくらいG溜まってるんだろう?」
私は、メニューを開き、所持品の欄を確認した。
「……!?12万……!?えーと……10Gで1円だから…………1万2千円分!?」
一ヶ月で稼げるお金にしては安いと思うが、無料で……しかも、遊ぶだけで発生するお金にしては大金だ。
「こんなに稼げるの!?」
「??? …どしたの?リン?」
「あっ、レイ!」
このプレイヤーは『reyNyan.(レイニャン)』。本名は『切崎 冷奈』だ。全くのゲーム初心者で私の友達。
ちょうど二週間前、私が学校で冷奈にBALOの話をしたところ、「面白そう」ということで冷奈もBALOを始めてくれた。そこから二週間ずっと一緒にプレイしてるが、とにかく上達が凄まじい。天性の才能なのでは???
「聞いてよ!一ヶ月でね……」
私は、さっき驚いたことをレイにも話した。
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・リン/雨宮 凜華
本作の主人公。ゲームはあまりやったことがなかったが、毎日帰ってすぐに起動する程度にはBALOにハマッた。BALO内の職業は剣士。
・reyNyan./切崎 冷奈
凜華の親友。ゲーム初心者だったが、BALOにバカハマりした結果、二週間でリンよりも上手くなった。BALO内の職業は盾使い。




