3話 開店界隈
数十年前、この世界には、魔王がいました。
魔王は世界を壊すために、街を支配し、
人々は皆、怖がっていました。
そんな中、1人魔王に立ち向かう人間がいました。
彼は魔王を倒し、魔術の研究をしていました。
しかし、今はどこで何をしているかも分からず、
彼の話は、ここ10年で、伝説になっていました。
チュンチュン
別になにもしてないけどチュンチュン
さえずる小鳥におはようHELLO你好맛있어요
今日から俺は古本屋の店員になります。
「じゃあこれ着てくれ」
「へーい」
「じゃあまずは本の点検から開始してくれ。」
新しい本はあの有り様だったので何も無く、
まさしく古い本を売っている。
「これは2000ジェリー、これは1000ジェリー。」
この世界の硬貨はジェリーです。
「うーん…もう終わっちまった…
そうだ!これ読んじゃお」
暇だったので、本を読むことにした。
正直本は好きではないが、こんな時だから
仕方ないだろう。
魔術書のようだ。でも魔術書の効果は微妙で、
本を持ちながら呪文を唱えるだけと簡単だが、
その代わり弱い魔術しか唱えられないけど…
暇だからいいか。
…え?
「何この魔術…」
そこに書かれていた魔術は、今まで見た
どんな魔術よりも、強力なものだった。
「こんなの置いてんのか…?てかこれ以外は…?」
それ以外にも、大量の魔術が書かれてあった。
「とんでもねぇな…」
誰も使わないまま眠っていたから、
気づかなかったのかもしれない。
でも、誰がこの本を…?
「親父ー!この本…」
「ん?あぁそれ」
「勇者のだよ」
「え…?」
「ほら、俺の弟。実家行った時に居ただろ?」
「えっいや親父の弟、勇者だったの!?」
「いやーあいつ変なやつでさー、前世?とか
言ってて意味わかんなかったんだよなー。
でも、勇者になるまで成長して、嬉しかったな。」
「その人がどうして?」
「あいつ、魔王を倒した後、魔術の研究をして、
魔術書をたまにくれたんだよ。」
「へー。その人は今なにしてんの?」
「…それが、分からないんだ。あいつは十数年前に
姿を消して以来、誰も見ていないんだって。」
「…」
「ま、まぁ、今は店のことしてろ。」
「あ、うん。」
勇者、本当の勇者…か。
今の勇者は、ただのハリボテ。
勇者という名のアイドルみたいなものだ。
本当の勇者が、親父の弟だなんて…
まぁ…今はいいか。
そんなことより…!
「古本under、今から開店!」
ベルが鳴って、ドアが開いた。
俺はもう、古本屋の店員だ。
キャラクター紹介
アンダーバー・メルト
年齢 19歳
性別 男
好物 ケーキ、甘いもの
好きなこと 運動、魔術
嫌いなこと 勉強、読書
元dungeon☆doragonsのメンバー
ファンがちょっとウザイ。




