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ここにあるのは非日常!  作者: 華氏アアル
第一章 飛び込め
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15話 ベタだ

 なんだか1日でイベントが多すぎるような気はするが、まだまだイベント続行中らしい。

 呆気ない戦闘に、長々しい講釈に。さてさてお次はなんだろな。

「では、次に何をすべきか分かるか? ヒントは今日の会話だ!」

「あのさ、とりあえず氷雨起こそうぜ…」

 …ソイツは未だに眠りこけていた。


 せっかくなので工夫してみる。いたって普通の域を出ないけれど楽しければいいのだ。


 ――ここはフードコート。探さなくてもいくらでも『それ』は見つかる。手に入れた『それ』を折り畳み、蛇腹(じゃばら)にするだけで完成。蛇腹を出来るだけきれいに作ることが大切。あとは手で持って、

「せーの…そぉら」

「ふんっ!」

「うだーーーっ?!」

 『それ』もなにも、紙――その辺のチラシを折りたたんだだけのハリセンだが。ソイツを使って2人で後頭部をひっ叩いてみた。流石にチラシは薄いものを厳選したが、それはそれで効いた模様。あれでも手加減したのであろう基準がズレてるカルアさんはハリセンの勢いが違ったし。氷雨めっちゃ涙目だし。

「まいっか」

「良くないよっ! 起こし方他にもあるでしょ! 鋭い痛みを怠慢の象徴たりうる惰眠を大いに安らかに貪っていた私の後頭部に走らせる以外にももっと! うーっ!」

 なぜか言葉数が増えた氷雨を起こすことにはとりあえず成功。カルアは突然フラッシュを当てられた人みたいに顔を両腕で覆ってた。アイツ絶対ふざけてる。人のこと言えないが。


 話をもとに戻した。

「次は何すればいいのか分かるか。お二人さん」

「そう言われても次何すべきとか知らんわ」

「んーと。次はカルアちゃん達が私に謝るべきだと思うよ?」

「…あー何も浮かばないようだな。そもそも、私達が絡むことになると言ったはずだが。あとくるる。お前は元から行く予定だっただろうが」

「スルーかーい。まだちょっと痛いよー心の方もー」

 この頃氷雨の扱われ方が雑になってきているような?(諸悪の根元) まだ会って一日目だっけか…。

 今日行く予定といえば……あー忘れてた。

「アジトか」

「まさしく。今から向かうのは『拠点(サイト).7(セブン)』と呼ばれる浮遊島だな。いざ、空へ」

「「は?」」

 ……また話がぶっ飛んできやがった。


 カルアは「準備できたら声かけてくれ」と言って机に突っ伏しぐでーん。マジでコイツのキャラが読めない。クールっぽそうで案外雑というか、周りが見えてるのやら見えてないのやら。

 そもそも準備っつったって真っ当な装備があるわけでもそっち側の通貨があるわけでもないし。

 ふとかわいそうな人に目をやると。

「私たこ焼き食べてくるねー」

 なんかいかにもな感じ…。

 もし、間明の言葉を信じるならここは新たな世界へと踏み込む直前の、よくあるのは母親が、

「したく が できたら こえ を かけてね」

 などと言い、ライバルだとか世界線に関係する人間が

「おれ は ―― に いるから」

 というのでマップを移動すると話しかけに行ける的なイベントだろう。ベタだ。ベタベタだ。

 やっぱりゲームなのか…? だとしても台本作家(シナリオライター)世界管理(ワールドマスター)だったりはどうなるのやら。

 ベタベタかと思えばグダグダか。

 しかしゲームというよりも仮想世界を描いたラノベの方がしっくり……。

 一人思考に耽ってもキリがないのでとりあえずは氷雨に話しかけに行こう。


 たこ焼きチェーンの前で注文している模様、しばらく待機。

「おーくるる君。そういえば本名は聞いたことないけど。カルアちゃんはくるるとしか呼ばないし」

「来留彰だ。よろしく」

「よろしく。改めて思えばこうやってしっかり挨拶したこともなかったね」

「そうだな」

 ………。


()()()とカルアってどんな関係のわけ?」

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