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時空 まほろ 詩集 言の葉の時風たち

そんな朝に歌う私

開ける夜の空の下で


静かに目を閉じて


そっと開く


静謐な空気を胸いっぱいに吸い込んで


川原の土手が私の舞台(ステージ)


朝陽が差す中で


歌う


希望の唄を歌う


今日生きるみんなに元気を与えたくて


朝陽に両手を伸ばす


歌い終えると


気持ちがシャンとした


川の水面が輝く


魚が一匹


跳ねた


反対の川原の土手で


今度は誰かがトランペットを吹き始めた


有名な映画の挿入歌


頭の中で鳩が舞う


家々の煙突から


生活の営みを始めた合図の煙が上がる


イメージは続く


高らかにトランペットは音を鳴らす


そして静かに終わった


私はありったけの思いを込めて拍手を送った


そして


自転車に乗って我が家へと走らせる


轍は残らない


気持ちは空へと向かっていった


そんな朝


お読みくださり、本当にありがとうございます。

11月の始まりの朝。

皆さま、良い1日を。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  朝のピンと張った空気感。  早朝は特に夜より静かな気がします。  背を丸めては歌えませんから。  歌ううちに、自然と気持ちの背筋も伸びますよね。  邪魔をせぬよう待っていてくれたよう…
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