閑話~神の本音~
今回もお読みになって下さりありがとうございます。
拙い文書ですがゆっくりお読みください。
旦那様って頭がいいと言うかヒラメキがすごいのよねー。だから所々、天然かな?的な部分があるのよねフフフ♡一般的な頭が良い人ってなんかムカつくじゃない?出来て当たり前な態度と言うか…価値観の押し売り大セール感があるのよ…この世に正解なんて問題集の回答くらいしかないのよ。
これ神様論。
だって人によって価値観変わるじゃない?それで人って住む環境だったり育んできた環境だったり性格だったりで考え方や価値観ってすごく変わるのよ。
その点、旦那様はいい感じに抜けてるのよね〜♡
だって、ラノベやアニメでも女神を連れて転移する話は沢山あるのよ。
なのに、フフフ♡
転生したら色々と丸見えじゃない♡
幼馴染や親でも見せたくない部分や知らない部分も多いのにフフフ♡
私は優しくて可愛い女神で色々と弁えてる女性なので心の中までは覗かないけどー
大きくなるまでの成長過程を全部丸裸にしてくれるのよ♡つまりは、好きな人に私生活の全てを合法的に覗ける機会を与えてしまう。ねぇ?抜けてるでしょ?
あと、旦那様のいい所って他にもあるのよ♡
初めて会った時もそうだけど、私が揶揄うの知ってるのにそれをスルーしないのよ〜♡ボケてもツッコんでくれるしー♡
転生してからもずっと話しかけてくれるし♡マメなのよ〜♡乙女心、女神心擽っちゃって♡
抜けてるって言えば
厳密に言えば探知も魔法なのよフフフ♡それを思い付きで魔法を使える様になりたいからって魔力を知りたいからって魔法を使えちゃってるのに気付かない旦那様♡可愛いよね♡
あっ、そうそう!!
産まれた瞬間に喋るのも面白可愛かったわ〜♡
「オギャー」じゃなくて「あう〜」よ。フフフ。本当に丁度いいくらい抜けてて可愛いんだから♡
そんな彼をずっと側で覗ける特等席♡最高だわ〜♡
やっぱり下界って面白いわね。折角だし80年くらいの休暇を楽しませてもらいましょ♡
✩★✩★✩★
話は変わって
「先輩?」
クリスに話しかけてきたのは女神の後輩で水の女神エギル。
「エギルじゃない!こんなところまで来てどうしたの?」
なぜ来たのよ!私とケーゴの特別な時間に!
彼女にとって重要な部分らしい。
「どうしたの?じゃないですよ!他の転生者はどうするのですか!急に居なくなるから大変なんですよ!」
ケーゴに連れられて転生神が急に1柱居なくなった。
「少̀し̀く̀ら̀い̀良いじゃないの〜。私も休暇が欲しいなぁ〜って。」
今、この時が楽しくて仕方がないクリス。80年くらい神にとっては休暇らしい。
「少しくらいって……なら、他に出来そうな子居ませんか?私は天候や水辺の事で大変なので…私もそろそろ休暇取りたい…」
どうやらエギルもお疲れのようだ。
「うーん…なら、あの子にしましょ!生命の神のクローシャ。クロノスとガネーシャの子ですし、明るいし、あの子なら変な子は転生させないでしょ。うん!後任はクローシャね」
勝手に決める。そして呼び出す。
「クローシャ!貴方、この世界と地球の転生神になってちょうだい!私、100年くらい休暇取ってるからー」
完全に事後報告。そして押し付ける。
「クリスティー様からのお願い承りました。クローシャ、誠心誠意頑張ります。」
クローシャは声を掛けられてすぐに了承する。
「全く……先輩は……いつもそうなんだから……」
エギルは頼み事をよくされてるのか溜息混じりに呆れる。
「良いじゃない!神にも休養と恋は必要よ!」
分かったように言うクリス。
「もう!からかわないでください!」
どうやらクローシャの事が気になっているエギルは頬を紅くする。
「わかりやすいんだから!うふふ」
「…クローシャくん!私も少し手伝うから何時でも頼ってね!」
「はい!ありがとうございます、エギル様!」
なんの事か分かっていないクローシャは素で答える。
そして2柱は帰っていた。クローシャの少し後ろに付きながら帰るエギル。その姿に「初よねー。それが良いんだけど」と2柱を眺めたクリスであった。
更新は1週間〜10日程度で行います。お楽しみにしててください。いつもお読みになって下さりありがとうございます。