転生賢者、家族全員に怒られる
驚いている家族に
「では、早速順番にご案内しますね!皆さん付いてきてください。」
俺は固まっている家族を引き連れる。
「おい、ケンドリックまずはこのバカでかい城壁とこの流れている水はどこから引いたのじゃ!説明せい。」
あら、アバローニのお父様がお怒りみたい。なぜだ?解せぬ…
「お父様、なぜ、お怒りに?」
ケンドリックは恐る恐る聞いてみた。
「ああぁ。声を荒げてしまいすまん。ただなぁ…王都にも勝るにも劣らず立派過ぎてのぉ〜つまりは、やり過ぎじゃ!」
おぅ…これは付与していることは秘密にしたほうが良いかも…
「たしかに立派よね〜。通ってきた道の川もきれいだったし〜」
水路もやり過ぎだったのか…
てか、ティラムお母様の声を久々に聞いた。実の娘アーチンはよく話すんだよねぇ〜。
やはり、母娘だから声の感じは似ている。まあ当然か。
「やり過ぎてしまい申し訳ありません。強い魔物が出てきてもこの街と領民を守るため張り切ってしまったのです。空からの侵入は防げませんが…」
嘘は言わない!付与に関しては隠しておく。
「空からは…ということは‥地上からの攻撃や侵入は防げるのか?」
うっ…鋭い…さすが領主。
「侵入はされるとは思います。門を閉じている間は大丈夫だとは思いますが…あと、これは防壁であって、城壁ではありません。」
上手く誤魔化せたか?
「つまりは、攻撃は防げるのか。ということは‥ケンドリックは付与もできるのか。これは5歳のときの洗礼の儀のときにステータスとスキルをちゃんと見せてもらう。今でもいいが隠しておきたい理由もあるだろうからな。」
だから、鋭すぎなんだよ…これが年の功か…
アバローニからの追求を取り敢えず凌いだケンドリックだったが、次は密かに?ケンドリックを狙っているアーチンからの口撃だ。
「ケーちゃん、領内の街道とこの街の水路はぁ、まさかとは思うけどぉ、メルク大河から引いているとは言わないわよねぇ?」
ケンドリックのストーカーのアーチンは一発で正解を割り出す。
皆鋭すぎなんだよ。ここは、話題を変えなくては!
図星のためケンドリックはスルーして、家族を街に案内することにした。
「そ、そ、それは…子どもの秘密です!いくら素敵なお姉様だとしても言えません。それよりも、街を案内します。皆さん付いてきてください!」
話題を変えようとしたことと、秘密と言うと『そうなんです!』と言っているような事に気付かないケンドリックであった。
ひと通り案内したあとに
「「「「「やり過ぎ(((よー)))(じゃー!)」」」」」」
と皆にお叱りを受けた。ぐぬぬ…解せぬ…




