表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生賢者のスローライフ  作者: コラソン
幼少期
37/41

賢者、領地改革に動く

お待たせしましたm(_ _)m

話はケンドリックとアバローニの対談に戻る。


「で、この領地の問題点とはなんだ??確かに、先代から私の代になってから功績をあげてはおらんが…それでも今まで大きな問題は無かったと自負しておるぞ。」

アバローニが言う通り、先代が大洪水から他領の民を救ってから父はしっかりと統治はしてきた。ただ…この先何が起こるか分からない。その対策はまだだ。悪い言い方をするのであれば停滞している。現状に満足してしまっているのだ。

停滞は衰退とも言う。まぁ、領地を維持するのも十分凄いんだけどね。


「はい。お父様はこれまでお爺様からの領地を守ってこられました。ですが、これから先何が起きるか分かりません。僭越ながら、僕が思ったことを言わせていただきます。」


ーゴクリー

アバローニが唾を飲み込む。そして、ケンドリックは話を続ける。


「先ずは、他領地まで遠く、レギューム村とシュタイン村が離れていて、いざって言う時に対応が遅れる可能性があります。」



「だが、こればかりは仕方ないだろ。元々は違う領地だったのだ。」


「解決方法は簡単です。ここを新たな領都と他領地からも他の村ともこの領都ともだいたい同じくらいの直線距離となります。」

ケンドリックが示したのはメルク大河にかかる大橋と他領地のちょうど中間地点の荒野地帯。


「そこには何も無いだろ…まさか、一から創るのか…」

アバローニは驚きのあまり言葉を失いかける。ケンドリックは気にも止めず続ける。


「はい。さらに、渓谷を埋め立てし、新たな橋を掛け新領都に向かう幹線道路を大幅に改善します。そうですね…荷馬車が4台から5台が通れるくらいの幅にして、疲労軽減と馬車への衝撃吸収も加えて道を新しくしましょう。そうしたら、片道3時間くらいまで短縮出来ますでしょう。」


「なるほど…確かにそこまで出来ればだな。ただ、移る理由が弱い。」


「そうでしょうか??お父様。もし、海沿いで大きな地揺れが起き大波がこの街に向かってきたらこの街は跡形もなく無くなるでしょう。海岸の町や村とはこういった危険もあるのです。しかもそれが領都となれば領主の一族諸共全て無と化します。少しでも高台且つ距離のあるここにすればそう言った危険も未然に防げます。発展と危機管理の両方が得られるのであれば移るのも宜しいかと思います。」

そう。海岸沿いは常に津波の危険はある。


「わかった。ただ、すぐに領地は作れんぞ…そのうえ渓谷も埋めるんだろ?かなりの大きな事業では無いか。わざわざそこまでする必要があるのか?」

アバローニの懸念も分かる。ただ、ケンドリックはアバローニがこう返して来るのは予想通りだった。


「はい。この領地全体がより発展するにはこれは序の口です。」

これはまだ本の入口だ。そうまだこんなもんでは無いのだ。


「序の口だと…」

アバローニは絶句する。この日何度目かの絶句をする。

序の口という事は『まだ案はある』という事。

アバローニが絶句するのも無理は無い。なんせ、先代から守り抜いたこの領地を『改革します』とわずか3歳の息子が言っているのだから…





次回は2週間後目安に上げたいと思います……

いつもお読みになって下さりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ